オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分 [DVD]

監督 : スティーヴン・ナイト 
出演 : トム・ハーディ  ルース・ウィルソン  オリヴィア・コールマン  アンドリュー・スコット  ベン・ダニエルズ 
制作 : スチュアート・フォード  デヴィッド・ジョーダン  スティーヴン・スクランテ 
  • アルバトロス
3.05
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  • (20)
  • (2)
本棚登録 : 186
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4532318409986

感想・レビュー・書評

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  • 終始、車内のみの映画。
    世間の評価は高いが微妙。

  • トム・ハーディ、見ていて鳥肌がたった。強気に高速に乗ったように見えたけど、車中どんどん孤独になっていくのがすごく怖かった。表情とか声とか目線とか、全部から焦りと手の汗が伝わってきた…トム・ハーディの他の作品も見なくては。

  • ある勤勉で実直で家族思いの1人のオッサンの物語・・・
    オッサン、仕事ぶりは一流のようで、そこそこ稼いでいるよう・・・
    熱心なサッカーファンでおウチで家族と一緒にサッカーの試合を観戦する・・・
    はずだった・・・
    が・・・
    ある事情で・・・
    それが不可能になった・・・
    明日の超大事な仕事にも行けない・・・
    信頼する部下に任せて、行かねばならない・・・
    いったいどこへ?
    職場から車で向かう先というのは・・・
    病院・・・
    浮気相手の・・・
    出産に立ち会うためにハイウェイを往く・・・

    邦題は・・・
    オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分
    その名の通り、86分間ほとんど高速を飛ばす車中のシーンのみ・・・
    部下への電話・・・
    上司への電話・・・
    息子への電話・・・
    妻への電話・・・
    出産間近の浮気相手への電話・・・
    などなど、電話電話電話・・・
    たまーに、オッサンのロクでもねぇ父親(故人)への一方的なエア会話があるだけ・・・
    あとは全部電話・・・
    自分の蒔いた種のせいで次々にまき起こる問題がオッサンを追い詰めていく・・・
    オッサンがこれまで積み上げてきたモノが崩れていく・・・
    この映画は・・・
    86分間・・・
    車ん中のオッサンの苦悩とイラツキを観ているだけ・・・
    『登場』人物はオッサン1人だけ・・・
    斬新といえば斬新・・・
    だけれども・・・
    話は説教くさいストーリーで、パンチに欠ける・・・
    何せ車中で電話しているだけですからね・・・
    それを良しとするかどうか・・・
    苦しむオッサン、トム・ハーディの演技は良かったけど・・・
    うーむ・・・
    悩ましい映画ですこと・・・

  • 【MEMO】


    *ドアミラー/ルームミラー

    *ハンズフリーでの会話のなかで…

    *車は彼の運命をのせ疾走する

    *トム・ハーディの表情だけで演ずる抑えた演技は秀逸

  • この手のネタというのはやっぱり二番目、三番目となるとやや面白みがなくなってきてしまうんだけども、まぁでも割と好きなのよね、こういうの。
    というわけで好みで割り増したうえだけども、それなりに格好よく?まとめてるけど、これはダメなサラリーマンの典型パターンではないか。
    出張中に女の子に手を出してそのせいで抱えたトラブルで同僚に面倒を押し付けつつ、わしは仕事にプライドを持ってるけん、お金を貰わなくてもちゃんとやっちゃるけん、と微妙なプライドを見せつつ、
    てかおまえが悪いじゃん、というね。
    しかしこのどうしようもないおっさん、というネタには共感を覚えるのがおっさんならでは。てか現場監督ってけっこういい車に乗ってるな、単にスポンサーの問題かな。

  • * 終始車の中の電話のみで物語が進むという設定が面白い。メリハリがあるわけではないが、90分という短い時間なので、ダレずに最後まで引き込まれながら見れた。
    * 同時多発的に精神的に辛いストーリーが同時並行して行く中で主人公が様々な決断をしていく。職場の情けない部下にも、どうしようもない愛人にも、キレずに冷静に対応していくのが、不思議と素直に凄いなと思える。
    * 主人公はその行動の先に希望がないことも知っている。ただその行動を起こすということに「父親とは一緒にならない」という姿勢があり、それが全てのモチベーションになっている。
    * 仕事も家庭も一夜で全てを失うその決断の理由が、この父親へのトラウマという設定なのだが、そこがどうしても掴みきれないのだが、それも一つの男の譲れない生き方なのだろうか(不倫して子供つくっといてかっこいい生き様みたいなまとめ方もしにくいが…)
    * 一方通行のハイウェイが比喩的に後戻りできない人生を表しているんだろうな。

  • 究極の ワン・シチュエーションドラマですね。登場人物は一人。愛人の赤ちゃんの出産に立ち会うべく車の運転をしている。その間の86分間に次々かかってくる電話で会話するだけで話が進む。車内、もしくは車内から外の景色しか映さない。たいがい他の車と何かのトラブルに巻き込まれるという話が出てきたりするが、それもない。脚本がんばりました。

    大規模なプロジェクトの基礎工事があるのにそれをすっぽぬかし、現場はカンカン、本社に訴え、クビになる。車で部下に指導しようとするとマニュアルを持ってきていた。担当者は酒飲んでるし、トラックの侵入許可がおりてない、枠組みが一つちゃんとできていななどトラブルが続出している。

    家には愛人の存在がバレ、妻からはもう帰ってこないでいいと言われる。愛人は赤ん坊がへその緒が首に巻かれていて、帝王切開となる。2時間の間に、仕事も家庭も家も失ってしまう。その電話の対応が根気強く、丁寧なのが感動的。ときおり汚い言葉を吐いたり、涙したりもするが、誠実ですね。イヤなことは次々とやってくるけど、切れることなくやっていくしかないんだなぁと教えられるところ大だ。どういうオチにもっていくのか難しいところで、どんでん返しにするのかと思ったら、優しい子どもの電話と愛人の産んだ赤ん坊の声というほのかな希望程度にしてはいるのも好感だ。

  • 最初から最後まで、ハイウェイを走る車内だけで展開していくワンシチュエーションムービー。
    感じ方は様々だと思うが、私にはどこかクラシックな文学的な印象を受けた。
    なので海外の古典文学が好きな方は楽しめるのではないかと思う。
    正直言って盛り上がりに欠けるが、86分のワンシチュエーションのみで一人の男の人生が何となく見えてくるのはなかなかすごいなと思った。

  • ちょいワルそうなおじさん(トム・ハーディ)が運転しながらあちこちに電話。淡々と物語は進む。そして淡々と終わった。

    えーと、、、浮気はアカンよ。

  •  訳あって男は深夜の道路を車を走らせながら、色んな人と車内電話を続ける。そんな男の車中の86分だけを流す異色の映画。

     電話での会話だけを通して全ての事情を説明していく意欲作。国家的な陰謀とかでないのがいい。
     主役はマッドマックスでも車を走らせまくったトム・ハーディ。彼以外の登場人物は全て声だけ。
     たった86分車を走らせている間に男は全てを失ってしまう。しかも目的にも間に合わない。でも一筋の希望がないでもない。濃厚な86分を見せてもらった。

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