掟上今日子の挑戦状(単行本版) 忘却探偵 [Kindle]

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  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • 今日子さんはいつも素敵で愛くるしい。

    読書に対しては、そこから何かを読み取るとかその後の人生に生かすことを考えず、「面白いこと考える人がいるなー」で済ませちゃえばいい、というような説を披露しているが、
    一方で、自殺した友人の行為も「面白いこと考える人がいるなー」で済ませていいのかと問う人間には、「駄目ですよ、現実ですから」と答える。
    現実に起こったことは、生涯忘れるな、と。

    自身は、記憶を背負うことなく生きているからこそ、忘れないことの重みも知っている人の言葉かな、と。
    同時に、生者に覚えていて貰うことでしか、記憶を紡げない死者(自分自身で自分を覚えていることが出来ない人間)が今日子さん自身と重なる時、覚えていてあげて、という願いには少し胸が痛む。

  • 挑戦状らしい短編でした。
    今日子さんの推理にいたる道程を教えてくれる本になっているかと。

  • 短編集。展開が速いが、掟上さんというキャラクタもあってか、なんだか馴染むなあと思えて楽しめた。
    ところで、最近の推理小説というのは、どうして文中に「推理小説じゃあ云々」とメタっぽいフレーズをいれたがるのだろう?

  • なんか…う〜ん
    三作品入ってて、一つ目と二つ目はまぁ、前作、前々作同様、推理も最速だし、こっちの読む速度も最速であった

    最後のはちょっとキツイな
    西尾維新慣れしてればよかったけど、本題に入るまでのあの間がね〜
    一回寝落ちしたわっ!

  • 今回はそれぞれの事件の繋がりが無く、短編集のようだった。

  • 2015/09/29購入・10/10読了。

    面白かった。いろいろな働きを見せる今日子さんが素敵。アドバイザー、証人になれない証人、依頼人を騙す探偵。

  • 忘却探偵シリーズ3作目にして、3作品から成る短編集。相変わらずライトな作風ですらすら読める。
    今まであまりキャラクター立っていなかった今日子さんだが、今回は、お金にかなり執着していたり積極的に忘却したり、よりアグレッシブな印象。
    周りの登場人物がコロコロ変わるので、その点は落ち着かない。

  • 今回はバラバラの話。
    短編です。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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