幸せな選択、不幸な選択──行動科学で最高の人生をデザインする (早川書房) [Kindle]

制作 : 中西 真雄美 
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  • 「幸福とは、快楽とやりがいを持続することである」―冒頭で述べられた幸福の定義について、またどうやって幸福を実現するのかを行動経済学の視点で書かれている。

    キーになるのは「注意の分配」だ。幸福になるためのカギは、自分を幸福にしてくれるものに多くの注意を払い、そうでないものにはそれほど注意を向けないことだ。実際のところ、様々なノイズによって注意散漫になっていて、不幸せな選択肢に固執してしまうことがある。幸福を手に入れるには、ノイズに惑わされてしまう原因を理解し、積極的に取り除き、集中すべきことに注意を向けることが大事になる。これは近年注目されているマインドフルネスにも通じる考えだ。

    著者のポール・ドーランは、ファスト&スローで有名なダニエル・カーネマンと共同研究の経験がある。"システム1"と"システム2"、"経験する自己"と"物語る自己"を用いて、3つの主な注意の障害である、誤った願望、誤った予 測、誤った思い込みについて症状と処方箋が述べられている。

    心に残った文章を残しておく。
    "何かを達成したいという願望は特定の目標を達成する意味では役立つだろうが、それは同時に幸福というもっと重要な目標を犠牲にしているという事実をけっして忘れてはならない。"
    "未来の幸福で現在の不幸を埋め合わせることは本当の意味ではできないと、心しておこう。失った幸福は永遠に失われたままなのだ。"

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