インサイド・ヘッド MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

監督 : ピート・ドクター 
出演 : ディズニー 
  • ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
3.76
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  • (28)
  • (7)
本棚登録 : 879
感想 : 153
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4959241760647

感想・レビュー・書評

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  • 人間の頭の中の世界を、ヨロコビ、カナシミ、イカリ、といった「感情」のキャラクターたちが織りなす世界線で描き出そうという発想が素敵だと思います。実際には人間のマインドの仕組みというのはめちゃくちゃ複雑だと思いますし、感情という大脳の原始的な領域から、理性であったりの高次の次元までが相互に影響しあい、そこに記憶や学習の回路も絡み合って…という、超複雑かつ未解明な部分も多い世界ですから、相当チャレンジングな意欲作だと感じます。本作では、そこを非常にシンプルに落とし込むことでわかりやすく表現しながら、「イマジネーションワールド」とか「思考の列車」など想像力豊かに楽しく創作されていました。カナシミという一見ネガティブな感情も、人間にとって実は大事な存在なんだというところが、本作の一つの軸であったように思います。
    ハッピーエンドで上手く着地する物語ですが、オチのパンチ力はちょっと弱いかなと思ってしまいました。舞台設定が壮大すぎるだけにそう感じるのかもしれません。しかしそれだけにまだまだいくらでもパート2、パート3と作っていける可能性をもっているテーマであり世界観だと思います。
    そして吹き替えの声優さんたちはとっても素晴らしかったです。一流でした。
    余談ですが近年のディズニー・ピクサー作品では、作中に出てくる例えばポスターの文字だったり看板の表記であったりをいちいち日本語に置き換えて見せていますが、これ、とても微妙だなと感じます。もちろん小さな子どもにもわかりやすいようにという配慮もあってのことだと思いますが、例えば本作でいえば作中の映画ポスターのタイトル『world of birds』を『トリの世界』というふうに日本語表記に変えてしまうと、雰囲気として随分しぼんでしまう気がするのです。このあたりは日本人にしかわからない感覚なのかもしれないですね。

  • 11才の女の子ライリーの頭の中には、ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミという名の5つの感情が存在し、彼女を幸せにするため奮闘していた。
    ある日、見知らぬ街に引っ越したライリーの心は不安定になり、感情たちに思わぬ大事件を起こす…。
    ディズニー『PIXAR』が贈る、感動と驚きのファンタジー・アニメ。

    常に前向きなヨロコビ、ネガティブな発言ばかりのカナシミなどの人間の感情を絶妙に表現したキャラクター、思い出ボールや思い出の元にした性格の島など頭の中を描くユニークなアイテム、転校という難題に直面したライリーとヨロコビたちの奮戦をポップでファンタジックに思春期の揺れ動く思いを絡めながら、絶妙に表現しています。
    何故思春期は不安定になってしまうのかが、分かりやすいし、ライリーの親友ビンボーやキュートなヨロコビやネガティブだけど思い出の中の大切な役割を持っているカナシミなどのユニークなキャラクターも面白いし、老若男女問わず楽しめる傑作アニメ映画です。

  • 請求記号:15D334 (館内視聴のみ)

  • 面白かったし、あれは泣いちゃうよビンボン…!
    6歳娘も、ただ愉快さを楽しむだけでなく、ハラハラしたり、悲しんだりと夢中になっていた。
    記憶の球や保管庫の絵がとても綺麗で、こういう風に心を描いてくれているのが嬉しい。
    ポジティブメッセージだけじゃなく、ネガティブな感情も皆必要、という流れなのも良かった、娘と見て良かったな。

  •  これ,小学校中学年以上の子どもに是非見て欲しいね。
     自分の心の中にはたくさんの感情が住んでいて,どれを選び取るかは,本人にかかっている。でも,分かっているけどできないこともある。ただ,感情の選択を間違えると,あっという間に深みにハマることもある。そうならないためには,いろんな訓練が必要なんだろうな。この映画を観ることで,自分の怒りや哀しみ,よろこびなどを少しでもコントロールしようとしてくれると嬉しいですね。大人になっても,いきなり怒り出す人もいたりするので,そんな人も本作品を見て欲しいです。というか,そんな人にこの映画を観てみたら…と言っただけで,怒りがおさまらなくなりそう。
     やっぱ,子ども向けですね。

  • 人間は、感情同士が協力しあって、その時その場所での最善の選択をしようと努力する生き物なんだろう。

    重要な意味のある思い出は、特別な思い出となる。
    そして、それが性格という島を形作る。
    おふざけの島。うーん、その島欲しい。

    毎日、色とりどりの感情の玉をいっぱい作って、眠りにつきたい。どんな夢が見れるかな。

  • 人の頭の中に操縦席があって、それを操縦する感情が時と場合、それぞれの人によって違うんだってことが分かったのがよかった。
    自分の感情が分からなくなった時、今誰が操縦席にいるんだろうって考えるようになった。

  • ヨロコビのポジティブ押し付け具合、
    いつかの自分を見ているようで、
    ハラハラ&イライラした。
    これは‥うざい‥!

    そして、カナシミに対しての仕打ち、
    いつか、誰かにしていたかもしれない。
    みんなの輪を崩す、
    なんだかいないがいい感じの人、
    こっちに来てみたら?的な。嫌気がさすね。
    (映画ではそんな描写はない)

    脳内再生のあれこれ、
    最初はだるい映画だなぁ、と思ったけど
    最終は面白かったよ。

    この設定が好きな人は
    少女漫画の脳内ポイズンベリーもおすすめ。
    (こんなにほろっとせずクズ恋愛系)

  • 別途

  • 幅広い年齢層で楽しめる作品。
    悲しみは押し殺してはダメだ。
    感情や記憶をアニメーションで素晴らしく表現されている。

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著者プロフィール

アメリカの映画監督。『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009)を監督。この作品で第37回アニー賞映画監督賞を受賞した。『Insideout』の監督。

「2015年 『THE ART OF インサイド・ヘッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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