景気を仕掛けた男 「丸井」創業者・青井忠治 (幻冬舎単行本) [Kindle]

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  • 幻冬舎
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感想・レビュー・書評

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  • 2020年8月②

  • マルイ創業者としての青井忠治氏の考えを知るには良書だと思う。読んで損はないと思う。

    (以下は完全なる私見、たわごと)

    ただ、この本で語られる月賦屋を前身としたマルイと、今のマルイは同じマルイと考えるべきだろうか?
    という疑問がある。
    月賦屋としての本筋は分かる。
    確かにマルイはクレジットによる消費を牽引してきた。そしてこの本で語られるのも、小売りにおける月賦とは何かを考え抜き、月賦の悪いイメージを払拭し、消費者に利益を与えるクレジット販売を確立した青井忠治氏の伝記である。
    この本筋でいくとマルイはもっと高級路線、そして高齢者もターゲットにしないとおかしいのではないか?今のマルイは若者に迎合しすぎていないか?
    という疑問が沸く。
    その背景には、昔に比べると消費財がものすごく安くなったことも原因としてあるのだろうが。
    そこにクレジットと小売の将来を考えるヒントがあるのかもね。

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著者プロフィール

1964年、富山県高岡市生まれ。ジャーナリスト。90年、時事通信社入社。NY特派員などを経て、2001年、テレビ朝日入社。経済部、「報道ステーション」デスクを経て、現在は「グッド! モーニング」ニュースデスク。テレビ局に勤務しながら、2011年から本格的に著作活動を開始。著書に『清貧と復興 土光敏夫100の言葉』(文藝春秋)、『九転十起 事業の鬼・浅野総一郎』『景気を仕掛けた男「丸井」創業者・青井忠治』『日本への遺言地域再生の神様《豊重哲郎》が起こした奇跡』(いずれも幻冬舎)などがある。

「2019年 『現場発! ニッポン再興』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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