- Amazon.co.jp ・電子書籍 (410ページ)
感想・レビュー・書評
-
すごく難しい…。なのに地磁気を感知したコマドリの旅立ちと共に巡る世界に神秘性を感じ、読むのを止められなかった。
生物学が解明しきれなかった生命の仕組みが量子力学に明け渡され、絶賛研究が進んでいる。いつしか生命の根源が解き明かされるかもしれない。量子力学はそんなこれからの可能性に満ちている。
私達の体も量子力学的な効果に動かされている可能性は大いにあり得る(嗅覚が今のところ鍵)。意識は量子の海に発現したのか…?など考えるとワクワクする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シュレディンガーの『生命とは何か』(原本が出たのは1944年)を読もうと何度か挫折して10年が過ぎてしまったが、分子生物学が研究分野として確立し、さらに量子生物学だそうだ。量子力学で生命の起源は解明できるのだろうか。さらに意識の期限は??
-
生命活動そのものにに量子力学が大きく影響しているとしたら、大きな驚きである。しかし、この本によるとそうらしい。生物は、量子コヒーランスをどのよう構築し、どのように維持するのか、まったくもってわかっていないらしいが、とにかく量子効果を使用して生命活動を行っていることは、実験的に明らかになりつつあるそうだ。もしそうだとするならば、脳も量子的であり、つまり量子コンピュータであり、・・・ということも近い将来証明されるかもしれない。
-
量子力学って量子コンピュータや物理の専門的な話で非現実的なイメージだったんだけど、コマドリが長距離移動できたり生物が匂いをかぎ分けたりする仕組みに関与してるらしい。他にも光合成とか。この本で量子力学が一気に身近に感じられるようになった。