小説 新聞社販売局 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 新聞業界の「押し紙」問題がテーマということで興味を持って一読。面白い。そして興味深い。
    一言で説明するならば、銀行業界を舞台にした痛快ストーリー「半沢直樹」シリーズの新聞業界版、とでもいうべき小説。「押し紙」問題を抱える新聞業界の闇を生々しく描いているのは、新聞社出身の幸田泉さんならでは。読み物としての面白さだけでなく、テーマに対する社会への問いかけも明確で、単なるビジネス小説を超えたジャーナリズムの欠片さえ感じる。

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著者プロフィール

大阪府出身、大阪市在住。元全国紙記者、2014年からフリーランス。2015年、新聞販売現場の暗部を描いた「小説 新聞社販売局」(講談社)を上梓。2018年からヤフーニュース個人のオーサー。大阪市を廃止し特別区に分割する大阪都構想に反対する活動をするなど、大阪の公共政策について発信中。大阪市が市立の高校を大阪府に無償譲渡するのを「市民の財産を棄損する行為」として、差し止めを求めた住民訴訟の原告の1人。

「2022年 『大阪市の教育と財産を守れ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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