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感想・レビュー・書評
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辺境ノンフィクション作家として知られる高野秀行さんの自伝的小説『またやぶけの青春(集英社文庫)』読了。懐かしさを覚えながらあっという間に読み終えた。
かつて田舎の少年たちは、誰もが秘密基地に憧れていた。
裏山、宝探し、虫捕り、スパイ、〇〇軍団、アホ丸出しのウソ、女子への対抗心、少年たちは一見バカバカしい遊びに夢中になり、時に苦い思い出を残しながら大人になっていったものだ。
ぼくが子どもの頃に流行った最も危険な遊びは地獄スキー。コンクリートの側溝を鉄板に跨って滑り降りる遊びだ。摩擦で火を噴きながら滑り落ち、落ち切った瞬間に猛烈な衝撃が股間にはしる。ほかにもローラースケート鬼ごっこなどもよくやった。すべて懐かしい想い出。ぼくもいつの間にかいいおっさんになったんだと思った。
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