とめはねっ！ 鈴里高校書道部（５） (ヤングサンデーコミックス) [Kindle]

著者 : 河合克敏

• 小学館 (2009年6月30日発売)

感想・レビュー・書評

[塩川宏郷さんの感想 · 2023年5月25日]

加茂ちゃんと三輪ちゃん、そんないきさつがあったのかあ。二人ともいい子なんだな。

[ramunesaitodotさんの感想 · 2022年3月23日]

今、世の中は楽しいものが溢れている。
もともと世の中は上手くいかないことばかりで、
本来、人生は苦しく辛いものなのかもしれない。
だからこそ、
人類はそんな日々を少しでも楽しいものしようと、
刺激的で心躍らせるものを作り上げてきた。
その試みは世界を喜びや昂奮に満ちたものに変え、
一瞬たりとも詰まらないとかんじさせない
世の中を実現した。

翻って古くから続くもの、
特に道と呼ばれるようなものを考えると、
刹那を楽しむというより、
時間をかけ積み重ねていくものが多い。
喜びや昂奮といった心を大きく動かすというより、
心を静かに整える方向に向かうものが多い。
続けていく道中、ささやかな喜びはあるものの、
詰まらないと感じることも多い。
変わらない日々が淡々と続く感もある。

濃いめの墨を擦るには、1㏄で4分かかる！？
墨を擦る刹那の積み重ねは、
なんの成長もない詰まらない事務作業だろうか。
その反復作業には、心に対する効用が潜む。
昂奮や刺激はない代わり、
自分を見つめる静けさがある。
時間の長さは変わらない。
けれどその流れを見つめると、
感じる長さは変わる。

書道。

[crambonbonさんの感想 · 2017年4月13日]

2017.4.13