CSV経営戦略―本業での高収益と、社会の課題を同時に解決する [Kindle]

著者 :
  • 東洋経済新報社
4.00
  • (0)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 13
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (355ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 面白い本でした。
    自身の仕事を定義し直して、それを必要とする新しい市場に提供する仕組みを作る。
    その際、提供する価値や対価としての利益は、自分だけが独占せず広く共有することと理解しました。

  • ・会社でCSV経営の本を読んだ同僚がいたこと、日経の勇敢で星五つと評価されていたことから読んだ本。
    ・CSV経営とは、経済的価値と社会的価値の両方を実現する経営のことだが、CSRとの違いは明確に書かれていなかったと思う。
    ・ただし、以下の点はその通りだと思った。
     -日本企業が経済的価値を創造する力(設ける力)が弱い。
     -日本企業の弱点にPDCA(計画にこだわりすぎる)ことがある。
     -改善のためには4つのSに突き当たる。
      システム シンキング
      スケールアウト
      スタンダリゼーション
      スピード
    ・上記のうち、特にスピードは日ごろの仕事の中で特に実感を持ってそう思える。リーンスタートアップで経験値を積む必要がある。
    ・そのほかに心に残ったのは次の通り。
     -「BSCには得はあるのか」という張トヨタ名誉会長の言葉
     -「あなたの原体験は何か」原体験のない人には人としての興味が持てないし、魂のこもった仕事ができるとは思えない。
     -一人の人間でしかないトップが組織を動かそうとするときい必要なのは強力なリーダーシップではなく、一つの方向に向かわせること、いわゆるエンパワーメント・リーダーである(社会課題をどうとらえるか、大義はあるか)
     -知識よりも教養

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

一橋大学ビジネス・スクール(国際企業戦略科)客員教授
東京大学法学部卒、ハーバード・ビジネス・スクール修士(ベーカースカラー授与)。三菱商事の機械(東京、ニューヨーク)に約10年間勤務。マッキンゼーのディレクターとして、約20年間、コンサルティングに従事。自動車・製造業分野におけるアジア地域ヘッド、ハイテク・通信分野における日本支社ヘッドを歴任。2010年一橋大学ビジネス・スクール(国際企業戦略科)教授、20年より現職。

「2021年 『稲盛と永守 京都発カリスマ経営の本質』 で使われていた紹介文から引用しています。」

名和高司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×