- 光文社 (2003年9月20日発売)
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感想・レビュー・書評
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「冬のスフィンクス」と一対の作品。
忘れないうちに読むべし!
「冬のスフィンクス」の楯経介が出てくる。
話が繋がっている訳ではないのだが、彼の周囲の人物の名前が出てくるのと、彼がどのような人なのかは、知ってから読んだ方が良い。
今回のメインは、生首♡⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝
喫茶店「モネ」でウエイトレスのバイトをしていた美奈。
客で自称画家の明石に声をかけられ、モデルをすることになる。
明石の家は、古い洋館の隣にある。
明石は以前、洋館で首なし死体を発見し通報したと言う。
洋館に越してきた怪しげな男。
美奈を追い回す謎の刑事。
ラストまで気が抜けない本格ミステリーだ。
バラバラ死体と言えば……、ミステリーで言うところのアレ。
……という先入観が、読み手側としてはどうしても頭から離せない。
「どう攻めてくるのかな」と楽しみで仕方ない。
その点から考えると、この作品はトリックに焦点を当てすぎず、愛強め。そこにミステリを足したような印象を与える。
ここに出てくる女子高生は、非常に怖い……(^▽^;)
いじめは日常茶飯事だし、いつか自分に矛先が向く運命も悟っている。
頭も良い。
知識が豊富で、例えで聖書を引用し会話をしたりする。笑
飛鳥部さんの作品に出てくる人物は、いつも一癖あるような、個性的なキャラが多い。
芸術界隈では普通なのかな。
そこが魅力でもあるのだが。
現実なようでいて、非現実な世界観が好き♡
同級生の美少女、真利子の首なし死体が発見されるのだが、この真利子がリーダーのような存在で、カリスマ性がすごい。
何故首を切られて殺されたのか。
飛鳥部作品はすべて、ラストのラストまで気が抜けない。
覆すのが当たり前と言わんばかり。
会話も聞き漏らせません。
美術品や絵画や聖書や神話の話で捲し立てられようが、伏線であると思った方が良い。
まぁ、挑んでも騙されますけどね笑
「サロメ」も引用されていたので、読んでおいて良かった。
ヨカナーン、生首だもんね。
ラストのタイムマシーンの話が良い。印象深い。
私の中で「冬のスフィンクス」が1番好きな作品なので、一対となるこの作品も好き♡
飛鳥部作品の長編、未読は『バベル消滅』のみ!
短編は『異形コレクション』
読み終えちゃうのが寂しいが、楽しみだ!!詳細をみるコメント0件をすべて表示
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