いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(3) (モーニングコミックス) [Kindle]

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  • いちえふ=福島第一原子力発電所で働く作業員・漫画家の原発労働記である。
    竜田一人はペンネーム。漫画を描いていることがバレると働かせてもらえなくなるかもしれないため、名は伏せている(それでも、わかってしまう人にはバレてしまっているのだが)。

    これまで、比較的低線量の場所で働いていた著者だが、ついに、最前線に入る機会を得る。この巻ではその顛末と過去の回の裏話を。

    本作の長所は徹底した現場感覚と「普通の人」感覚が同時に貫かれていることだろう。
    作業員としてのポリシー・誇りを持ちつつ、でもやはり現場がどうなっているか知りたいよね、という感覚がある。守秘義務にあたる部分を回避しつつも、現場を知らない人が「あれ? それってどういうこと?」と思うであろうことを丁寧に拾って、コマ外に「ツッコミ」形式で解説する。
    もちろん、現場の本当の本当はそこに行かねばわからないだろうし、一方でまた全貌となると現場でもわからない部分はあるだろう。だが、やはり誰もが行けるわけではないところのルポを、なるべくわかりやすい形で残したところに本作の意義があると思う。
    そんな視線は、いちえふ内だけでなく、周囲地域に暮らす人々へも注がれる。
    完全な終結までには時間が掛かる。けれど、着実に前に進んでいる。
    この後、続編が描かれるかどうかはわからないが、本作はひとまず一区切りとなる。

  • 1Fの現状を正しく伝えている。
    どんな報道より、素晴らしい。

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プロフィール

大学卒業後、職を転々とし、東日本大震災後、福島第一原子力発電所の作業員となる。

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