外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術 [Kindle]

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  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • オーディブルで読了。
    ビジネスマンとして、読むべき本が紹介されていたのでその本を読んでみたいと思った。
    最低10冊以上同時に読むという意見には反対。しかし、流し読みで線を引きながら1回読み、2回目はそこを頼りに読み、3回と読んでいくことは賛成。そうすることでふと読み返した時に線を引いた重要な箇所だけを読み取れるから。
    『パレードの法則』を全体の8割は2割の内容に依存するとあるので、その2割を見つけ、メモしていつでも検索して取り出せるようにするすることが大事だと学んだ。
    1年間手に取らなかった本は思い切って、処分するという意見にも賛成。読んでない本が本棚から溢れているので減らそうと思う。本との出会いは偶然なので、「本棚がいっぱいだからやめよう」とならないように本棚を整理しようと思う。
    本は汚すものというらしいが、貧困大学生の私にはできない。まず、本が高いし、読み終わってもよっぽどのことがない限り二度目は読まない。

  • 面白かった。

    今日のなるほど
    ・ベストセラーより古典をじっくり
    ・整理は
      ①面白かった箇所
      ②ビジネスや実生活に対する示唆
      ③具体的なアクションの仮説 
       → 休火山化している書棚の本を処分しよう
        「今、読みたいか?」という問いを厳しく課す       
         →本以外もこれで行けばいい❗️
         →「動的平衡」状態ならキープ
        記録は、エバーノートを活用しよう
        テーマ名をつけよう(情報感度向上)
    ・知識を仕事の成果につなげる方法
      抽象化=「要するに◯◯?(仮説)」とまとめてしまうこと。
    ・本の活用方法は二つ
      ①重要箇所を転記して必要に応じてアクセス
      ②折に触れて再読

  • 知的満足感を味わうだけではなく、ビジネスに活かすのであれあ、読書をどのように読んで活用するかが書かれている。

    ビジネス書(名著)と教養書(新著など)に分けて、T字型読書をする
    ・ビジネス書は何回も血肉にするべく読み込む。
    名著読めば、新著は焼き回しなので読む必要なし。
    ビジネスマンの土台部分
    ・教養書は必要なところをピックアップしてつまみ読む
    教養書がその人のオリジナリティを出すところだから、自分の興味あるところ読む
    忘れる前提で知識の生簀に入れるため3度読みする
    1. 大事なところ線引きながら
    2転記する箇所を5~9箇所選ぶ
    3. Notionなどに転記する

    読書は投資なので、タイパ意識して読む
    本は2割読めばよい
    1. 目次読む
    2. まとめがあればそこを読む
    3. 目次から面白そうな章の各段落の1文を読んでいく
    ←面白くなければ他の章へいく

    曼荼羅の中心を読むことで人生戦略も立てれる

    教養書:ビジネスに活かすためには抽象化が大事。しないとただの物知り

  • 芸術から外資コンサル 異色の経歴 独学のプロ
    読書を通じていかに知的生産性を高めるかを書いた良書

    実践的な本でめっちゃいいなー
    抽象と具体の話もぼんやりと出てる

    いかに複数のスキル学習を抽象的に当てはめて効率を高めていくかの参考になる

    2023/11/9
    再読済み
    -----------------

    ビジネス本はメジャーな良書を徹底的に読み込む
    見つけるために広く浅く本を読む
    パレートの法則
    解決策が浅いものが多い

    教養本は広く浅く、読書記録を使って何度も振り返る
    問題が根深いものが多い

    教養本のジャンル

    哲学
    歴史
    心理学
    医学脳科学
    工学
    生物学
    文化人名学

    目標を明確化しない 本当に面白い本だけを読む
    ピンとくる本だけ

    本の探し方

    書籍紹介を活用
    立花隆 血肉となり肉となった500冊。
    東大教授が進める100冊 など

    書籍の棚を活用する
    分類されているなかでメジャーな本を手に取る

    教養本については

    知識を抽象化する
    ものしりなだけのおじさんにならない
    他に適応できるようする
    具体に落としこめるようにする

    忘れてもよい仕組みを作る
    デジタルデータとして保存して検索できるようにする

    本をノートとして書き込みする

    寝ながら本にラインをひく、ダーマトグラフとは?
    糸をひいて芯を出す色鉛筆

    1回目を読む時は とりあえず気になったところに線を引く 2回目 を読むときは 5個から 9個だけ選定、抽出
    3回目 を読むときは その5個から9個を メモ帳に転機はする






  • Audibleにて完読し、お勧めの本を見たくて電子書籍をもう一度買った。
    書籍でもう一度印象深かった箇所を読み直した後にまた評価を追記予定。

  • 本に書き込む勇気

  • ○概要
    外資系コンサルでバチバチに働く著者が、仕事に生かすための読書へのスタンスや読み方を教えてくれる本。

    ○感想
    教養書をほぼ読まないから思考が浅いのだと知れた。
    そして学んだ知識はいかに実生活へ転用できるか考えることで仕事に生きてくる教養になるのだと学んだ。

    ○メモ
    ・読書は投資。時間とお金をかけて、豊かさを回収する→不要なら切り捨てて時間を無駄にしない
    ・ビジネス書は狭く深く、教養書は広く浅く
    ・目次で結論や気になる部分だけ 重要なのは20%
    ・他人は知らないが自分が夢中になれる本をどれだけ読めるかが差別化になる
    ・面白かった部分→ビジネスや実生活への示唆→アクションへの仮説

  • 著者は、慶應義塾大学を出て、電通から、ボストンコンサルティングで仕事して、現在もコンサルティング会社のディレクターをしている。この手の本を書いているのは、慶応出身は多いなぁ。
    ここで紹介されている「ビジネス書マンダラ」は、ビジネス書を読む指針となる。こんな風にビジネス書を読めばいいのかと納得した。ビジネス書の全体的な俯瞰したものがあまりなかった。
    著者は、電通から経営コンサルティング会社に移籍したので、経営を独学で学んだ。その経験からビジネス書をどう学ぶかを考えて一つのマンダラ図を作った。また、ビジネス書に関する評価もおもしろい。あくまでも読書と仕事の関係で論じてる。
    本を読むとは、時間を使うので、その時間をどう有効に使うのか?という点に絞っている。
    本を早く読むということより、時間を有効に使うべきだという。仕事に繋がらない本に貴重な時間を投入するのは、もったいない。そして、本を読むことは消費ではなく、投資行為と考える。
    リターンは、知識や感動などの非経済的な報酬と仕事の評価、昇進、昇給という経済的報酬がある。
    投入する時間と得られる豊かさと知識のバランスであるという。なるほど、勝間和代、Daigoとは視点が違っている。
    ビジネス書を読むことは、「火事を消す能力を高めるのではなく、煙が出ているのに気づくための神経を備えろ」という。電通をやめたのは、インターネットでのSNSなどが進むことで、電通が業績が落ち、給料が下がることを予測したためだとさえいう。確かに、その見立ては、正しい。だから電通は政府に忖度する仕事が増えたのだ。
    知的生産の基礎体力を高める読書は、繰り返し読むことであるという。順番に読むというシーケンシャル読書(やっぱりカタカナが多い)ではなく、経営に対する体系的知識を得ることが重要だ。結局読書術、文章術は、梅棹忠夫の『知的生産の技術』の焼き直しにすぎないという。また、ビジネス書のベストセラーを読むのは、誰もが読んでいるならば、差別化できないのだから、費用対効果が低いという。ビジネス書は、必要なところを2割読めば十分で、あとは実行して検証すればいい。ビジネス書でいいのは、『私の履歴』などの伝記もので、そこから学ぶべきものは多い。
    人間の幅を作るために、リベラルアーツの本(哲学、歴史、心理学、人類文化学など)をきちんと読むべきだという。
    私はもう先が見えているが、今だにビジネス書をどう読むか?どのように本を読むのか?ということを考えていた中で、この本が、まともに見えた。エキスを濃縮する技術が欲しいのに、エキスを水で希釈したような本ばかりが流行るのは、今時の時代の知識の習得に対する脆弱性なのだね。
    算盤技術に関して言えば、財務・会計では、ざっくりわかるファイナンスというところあたりなのだろう。きちんと損益計算書を読めるようにしておかないといけない。
    クリス・アンダーソンの『フリー』という本に関して、著者の評価が低いのは、納得だ。ビジネスで競争しているのに、同じような本を読んでいては、いつまでも抜け出すことはできない。
    このビジネス書マンダラ図を見ながら、どこが弱いのかよく理解できた。

  •  安定感の中にも鋭さも秘めた本。昔から読書のセオリーとして伝えられてきた有名なテクニックだけではなく、著者オリジナルの見解もあり、新たな発見を得られる部分もあり面白く読めました。

  • その読書は、何のためにしてるの?の本質を問うて、どう読めばいいのか、とことん合理的に追求している。
    具体的で、今日から早速実践できる事が多い。

著者プロフィール

1970年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻、同大学院文学研究科美学美術史学修士課程修了。電通、ボストン・コンサルティング・グループ、コーン・フェリー等で企業戦略策定、文化政策立案、組織開発等に従事した後に独立。現在は「人文科学と経営科学の交差点で知的成果を生み出す」をテーマに、独立研究者、著作家、パブリックスピーカーとして活動。現在、株式会社ライプニッツ代表、世界経済フォーラムGlobal Future Councilメンバーなどの他、複数企業の社外取締役、戦略・組織アドバイザーを務める。

「2023年 『新装版 外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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