私の骨 (角川ホラー文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA / 角川書店
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (169ページ)

感想・レビュー・書評

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  • うーん、びみょ。『おそれ』の各話は怖かったけど、それ以外はそんなに。心霊現象云々というよりも、人間の心理が与える恐怖にフィーチャーされているので、いわゆるホラー小説だと期待して読むと肩透かしを食らうかもしれない。また、文章の意味がわかりにくかったり、いまいち何がしたかったのかよくわからない話もあり、小説としてそもそもいかがなものか?という側面もあった。ただ、『おそれ』の中に出てくる“恐怖”のメカニズム的な部分に言及した個所はちょっとおもしろい。

  • 何故だか急にホラーが読みたくなり、Kindleストアを徘徊。
    そして辿り着いたのがこの作品、「私の骨」。高橋克彦作品を読
    むのは初めてなのだが、初物には最適な短編集。ちょうどいいや、
    という感じで。

    ・・・まいりました(^^;)。
    全7作品、舞台は全て東北。本当かどうは検証していないのだが、
    彼の地にいかにもありそうな“伝説”っぽい話を、恐ろしいまで
    のリアリティで凄まじい怪談に転化。大袈裟でなく、掛け値無し
    にどれもこれも背筋が凍る程に怖い。すっげぇホラーだと思いま
    す、コレ。

    いちばん印象に残ったのはラストの「奇縁」。どちらかと言えば
    ミステリーのテイストが強いのだが、読了後にイヤと言うほど
    ゾッとする。これは体感すべき作品、と久々に太鼓判を押しまし
    ょう。

    調べてみたら、この作家の著書は時代小説・歴史小説を始め、
    ミステリー、そしてもちろんホラーと多岐に渡っている。かつ、
    日本人として最初にビートルズと遭遇した、というあまりに魅力
    的な逸話を持っている。電子書籍もたくさん出ているので、いく
    つか他も読んでみようと。評判の良いホラーから!

  • サクッと読めるホラー短編集。東北を舞台に設定した話がほとんど。表題作が一番怖かったかな。ホラーともミステリーとも読める「髪の山」も良かった。男女間の色事がかなりの確率でストーリーに絡んでくるのにはちょっと辟易しました。痴情のもつれから来る女の怨念って日本の怪談の王道だよなぁ。

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プロフィール

1947年、岩手県生まれ。早稲田大学卒。83年に『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、86年に『総門谷』で吉川英治文学新人賞、87年に『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年に『緋い記憶』で直木賞、2000年に『火怨』で吉川英治文学賞を受賞。本作『風の陣』(全五巻)は、「陸奥四部作」のうち、時代の順番としては最初の作品になる。以降、『火怨 北の燿星アテルイ』(上下巻)、『炎立つ』(全五巻)、『天を衝く』(全三巻)と続く。

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