未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる (文春文庫) [Kindle]

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  • 人生は二回、生きられる。

    二回と言わず何回でもいいんだけど、そもそも、最初から一生の仕事になんて出会えないし、家庭状況、仕事の好き嫌い、自分の価値観などが固まってくる40代に人生を再設計すればいいよね、というお話。

    40歳でフリーになった自分の考えと重なって納得。
    転職も起業も全く特別なことじゃない。
    人の価値観や会社に縛られず、自分が自分の人生をコントロールする生き方をすべき。
    あと10年しか生きられないと考えたら、
    今何をしたいか?どう生きたいか?を考えながら、
    時間を大事に過ごしていきたいです。

  • 改めて読み返してみた。6年前の本なのに内容は今でも色あせていない。二回目の人生、どうしようかな。ちきりんは頭がいい。他の本も読もうかな。

  • 人生に迷った時に読んだ本。当時は書いてあることが理解できなくて何度も何度も読み返したけど、今ならわかる。

  • 一つの会社に就職して、定年までずっと同じ仕事を続ける、というのが当たり前の時代ではない。定年の引き上げ、若年層の意識の違いなどを含めて、セカンドキャリア、仕事以外の人生設計も交えて考える、という本。

    あまり本筋の部分ではないが、「革命とはパワーを持つ層の移行を伴うもの」というくだりが興味深くて、キーワードとして自分の中に刺さった。

    ・”働き方本”ブームが示すモノ
    ・現状維持の先にある未来
    ・世界を変える3つの革命的変化
    「大組織から個人へ」「先進国から新興国へ」「ストックからフローへ」
    ・新しい働き方を模索する若者たち
    ・ふたつの人生を生きる
    ・求められる発想の転換
    ・オリジナル人生を設計するために

  • 再読。残りの人生の働き方を考え始めたのを機会に。

  • 働き方の変化はグローバリゼーションによって世界単位で起こる。
    しかも、日本の高齢化は恐ろしいほどのスピードで進んでいる。

    先日、「日本の目標人口は8000万人」と言っていたけど
    1億2千万人まで増えて行って
    毎年すごいスピードで減って行くところを
    目の当たりにしているアラフォーとしては
    これからの生き方、
    子どもたちに何を教えるべきかについて
    具体的に考えさせられました。

    とても10年以上前に書かれた本とは思えません。
    若い方ほど特に
    ぜひ一度、読んでみてほしいです。

  • 深く共感しながら一気読み。押しつけではないすっと入ってくる文章。今こそこの考えにシフトしよう。

  • 印象に残ったところ。
    - 1980年から2000年まで20、30代の人の数は一定、それ以降は減少、最もお金を使うこの層が増加しないことが経済が伸びないことに相関がある、さらに2050年までの間にほぼ半分になる。消費総額が半減すると企業の売上も半減。
    - 一般に人口が少ない=市場が小さい国(オランダなど)の人は英語がうまい
    - 革命の条件はパワーを持つ層の交代を意味する(ロシア革命での貴族から資本家への権力の移動)。明治維新が革命ではないのは武士から天皇に権力が移譲されただけで、市民には権力が移らなかった。
    - IT革命では、これまで大きな力を持っていた国・大企業から、個人・個人が集まったネットワークにパワーが移動した。すべての個人が、自らの意思・選択によって、新しい可能性を追求できるようになった。中国はそれを理解しているから、SNSなどの規制を強める。
    - 産業革命とIT革命の共通点は没落層とパワーを持つ層が流動的である。
    - グローバリゼーションによって世界が繋がり始めると、制度や考え方が世界で統一されていく。だから他国にない制度・考え方を自国内で保つのが難しくなる。
    - ストック:貯金などの資産、家族や同級生の人的ネットワーク、学歴・資格などの過去に手に入れたモノ
    - フロー:今稼ぐ力、ネット上などの人と新たな関係性を作っていく能力といった、新たに作り出す力。
    - 大企業を辞めることによって得られる自由
    勤務時間・服装に求められる、日常的な規律からの自由。
    個人生活を優先する自由。
    組織の序列からの自由。
    やりたい仕事をやることの自由。
    形式的な仕事に人生の時間を奪われない自由。
    - SFCでは、より多様な企業にばらけて就職している。
    - 医療・介護系の仕事、IT・ウェブ関連のスキルと職務経験を持つ人々は需要過多。常にスキル開発の努力を怠らないことは重要でありつつ、さらに需要が供給を大きく上回る仕事を選ぶことのメリットは非常に大きい。
    - 社会で価値を生み出し続けるための教育が重要。
    - 人生の終わりがおとずれることを強く意識する、本当の不安を知ることは小さな不安を無視して挑戦するために役に立つ。絶対やっておきたいことは今やっておくべき。
    - 周りにどう思われるか、ではなく自分が心から気持ちの良い人生を歩むことが重要。
    - 手に入れたいものが明確になるのは、自分のオリジナル人生を始めるために最も重要なステップ。
    - 世の中が急速に変わりゆく状況では、その時々に合わせてキャリア形成を考える必要がある。そのために常に5つの将来シナリオを念頭において動き、次に行く道を考え続ける必要がある。
    - 市場で稼ぐ力を身に着けることが重要。研究より開発、研究の中なら熾烈な競争にある分野。
    - 稼ぐためには何が必要か理解するセンスが必要。
    - 変化を前向きに受け止め、新しい時代の可能性を楽しもうとする姿勢が重要

  • ●概要
    現在の社会変化、世界の変化を見据えたうえで、今後働き方がどう変化するか、それに対してどう対応すべきか
    まとめた本

    ●心に残ったところ

    「職業人生は二回ある」という発想

    「結論は何でもいいのです。
    大事なことは、
    20年も働き、様々な条件が整った 40代という時点で、
    20代の就活後初めて、主体的に働き方を選びなおすという視点をもつことなのです。」

    →人生を最初から長い目でみるのではなく、区切って考えることもできる。
    自分は何をやりたいか?どんな人生を送りたいか?は、様々な経験を積んでから改めて見えてくるものがある。

    次の行動
    どうやって自分らしい人生を設計したらいいか?
    の章を読んで、実際に自分の人生設計を考えてみたい

  • 個人的に私の思っていることが書かれていました。今の硬直的な働き方だけが正解でなく、自分で生き方そのものを選択できる時代。故に責任も伴う。だから覚悟があれぼ動ける。それにはしたい事・ありたい姿が明確でないとダメですね。

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著者プロフィール

ちきりん

関西出身。バブル最盛期に証券会社で働いた後、米国の大学院留学を経て外資系
企業に転職。2005年に書き始めた社会派ブログ「Chikirinの日記」は日本有数の人
気ブログとなり、ツイッターのフォロワーは30万人を数える。2011年からは独立
し、文筆活動に専念。デビュー作となった本書のほか、『自分のアタマで考えよ
う』(ダイヤモンド社)、『社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう』(大和書房)、
『未来の働き方を考えよう』(文藝春秋)などの著作がある。

ブログ    https://chikirin.hatenablog.com/
ツイッター  https://twitter.com/InsideCHIKIRIN

「2013年 『ゆるく考えよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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