限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭 [Kindle]

制作 : 柴田 裕之 
  • NHK出版
3.93
  • (11)
  • (7)
  • (6)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 131
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (448ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • インターネットによって限界費用がゼロになった世界とは?的な話しだったと思う。

  • ちょびちょび読み進めてきたリフキンの『限界費用ゼロ社会』を読み終えた。間違いなくここ数年では必読の書。そういえば落合さんはリフキンを仮想敵に現在の著書を描き進めてるとおっしゃってた。協働型コモンズによって資本主義のルールに書き換わったとき、あらゆる局面でゲームチェンジが起こる。その胎動を一望できる一冊。

    インフラには三つの要素が必要で、そのそれぞれが残りの二つと相互作用し、システム全体を稼働させる。その三つとは、コミュニケーション媒体、動力源、輸送の仕組みだ。no.497

    資本主義市場は私利の追求に基づいており、物質的利益を原動力としているのに対して、ソーシャルコモンズは協働型の利益に動機づけられ、他者と結びついてシェアしたいという深い欲求を原動力としている。no.594

    ローズ「コモンズの喜劇」no.4050

    「フリー」には、二つの意味がある。価格が「フリー」、すなわち無料であることと、稀少性による束縛から「フリー」、すなわち「自由」であることだ。no.7199

  • 3Dプリンターやほぼ無料のエネルギーによって限界費用が下がりますよと言うお話し。
    古くは産業革命、その後もテクノロジーの進化の度に人々は拒否、否定してきましたが好む好まざるに関わらず変化の波は襲ってきます。
    パラダイスシフトはもう始まっています

  • エネルギー/コミュニケーション/輸送マトリックスの観点から、いま起きている第三次産業革命 がかつての第一次・第二次産業革命とはいかに異質なのかを鋭く突いている。
    活版印刷や蒸気機関、電化とネット・再生可能エネルギー・IoTの比較考察には唸らされる。
    中盤のIoT、3Dプリンタ、シェアリングエコノミーの事例紹介は知っている人にとってはやや冗長か。
    最終的には地球資源・環境問題やサイバー・テロも絡めた持続可能性に着地。
    今後はIoT・シェアリングエコノミー・協働型コモンズといった来るべき未来と、資本主義型巨大企業との争いが拡大していくのではないだろうか。

  • かかれている多くの現象は、個人としても目の当たりにしてきたことであり、納得できます。

    そして、これからの時代に向けて、過去に人々がどういうことを言ってきて、今どう考えられているかということを、様々な学者・政治家・事業家・・・などが語ってきたことを読むことができます。

    でも、私には、別々の論理に見えることも、色々なことが同時に語られているように思えてしまいました。もう少し考えてみると、もう一度読んでみたくなるかもしれないです。

  • 新たなコミュニケーション/エネルギー/輸送に掛かる費用が0に近づいていくことで、資本主義が終わりに近づいて、協働型コモンズなるものが到来するという事らしい。
    いろいろと、裏付けになるような過去と現在の対比に関する資料が多く提示されるが、消化不良になってしまった。3Dプリンティングに関する説明は、自分で自分を作る発想とかどこに行っても、材料があれば、そこから製造が始められる点などの指摘は興味深いものがあった。
    中盤以降は、コモンズの連呼でちと読み疲れてしまった。
    ただ、この本を読んで、資本主義が終わって、協働型コモンズなるものが主流になると思えたかというと、うーんと唸ってしまう。

  • しだいに多くの財やサービスがほほ無料となる世界で、知的財産の保護にどんな妥当性があるのか?

    これで飯食ってる人間からすると、かなりきつい指摘です。

    財を形成する材料やサービス提供のためのインフラは誰が負担するのでしょうね。そこには不平等に頑張らされてる人がいるのでは。どれだけ頑張っても得られる利益は同じだとしたら、頑張る人も頑張らなくなるのではないかと思います。

    半ボランティア的に携わる人もいるのでしょう。ただ、それだけで全世界の人を賄いきれるのでしょうか。やはり、ある程度行動に対するインセンティブは必要ではないかと。そのためのツールの一つが知的財産だと思ってます。

    少なくとも、私はインセンティブか欲しいです。感謝というバーチャルなものだけではなく、金銭などのリアルなものも。

  • IoTの時代となり、経済の仕組みだけではなく、コミュニケーション、エネルギー、輸送等の仕組みを通じて、モノやサービスの生産にかかる費用がほぼゼロとなり、稀少性を基本とした資本主義の時代が、潤沢を基本とした共有経済に移行してきているという話。

    話題が幅広くかつ長いのでついていくのがやっとだが、昨今の身の回りのサービス環境やものの考え方の流れから理解できる話ばかりであり、なんとなく最近世の中変わってきているなという漠然とした感覚を言葉としてすっきりまとめてくれたという印象。

    3Dプリンタとか太陽光発電とか、正直本書が絶賛するほど技術的に進化しているのか?という疑問を感じなくはなかったが、今後の世の中の流れとしてはそちら側に移行するのだろうということで納得はできた。

全9件中 1 - 9件を表示

限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭のその他の作品

ジェレミー・リフキンの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジェームス W....
クリス・アンダー...
エリック・リース
ロバート キヨサ...
有効な右矢印 無効な右矢印

外部サイトの商品情報・レビュー

限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭を本棚に登録しているひと

ツイートする