首都崩壊 (幻冬舎文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 首都直下型地震に備えて、遷都もしくは日本各地に準首都的な都市を作っておくのは良い案だと思う。
    東京崩壊=日本崩壊になるような現状は確かにリスクが高い。
    現実にこれから起こりそうな話だなぁ。
    重い内容だけど読みやすかった。

  • 冒頭から動きのある展開で飽きさせない。こういうスピーディーな小説は集中でき面白い。
    首都移転という、普段はほとんど考えたことのないテーマを考えさせられる機会となり、ストーリーを楽しむことだけでなく、よい刺激をもらった。

  • ディザスター小説として見ると物足りないかもしれないが、経済小説だと思うとなかなか。

  • 2019/12/18 Amazonより幻冬舎冬の文庫本フェアにて399円でDL購入。

  • 森崎は国土交通省のキャリアだ。ハーバードの大学院の留学して帰国したばかりだ。高校時代の同級生の森脇がマンションの部屋の前に立っていた。森脇は地震を研究している大学の准教授だ。その彼が何のことだろう。そこから事態は始まった。首都崩壊というより、首都移転の小説だな。崩壊も前提に入ってはいるが。

  • Kindleのセールで安かったので衝動買いしたが、思いの外面白くて一気に読んでしまった。

    経済危機や地震の頻発によるリスクを避けるため、政府が遷都することを決める、という話なのですが、背景や登場人物の思惑、それに巻き込まれながらリーダーシップを発揮していく主人公、という流れがよい。小説ながら現実に起こった事件や現象の延長になっているので、感情移入して読み込んでしまった。むしろこれが現実になったらいいのではないか、なんて思いも抱いてしまう。

    しかし東京という街は色んなものがあって混沌としているのが魅力でもあるが、あまりに集中しすぎていてリスキーなのも現実としてあるよなぁと再確認。たまたま今回東京にいる間に読んでいたので、もしいま地震が来たら、とかこの混雑は一極集中が解消されるとなくなるのか、とか考えた。

    遷都はともかく、地方分権は議論していくべき課題だと思うし、そういう意味でも大阪都の投票結果は残念だった。
    直接的に地方分権を扱っているわけではないが、もし首都を移動することになったらどうなるか?というシミュレーションという意味でも本書は一読の価値あり。

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著者プロフィール

一九四九年、岡山県玉野市生まれ。九四年「メルト・ダウン」で第1回小説現代推理新人賞、九九年「イントゥルーダー」で第16回サントリーミステリー大賞・読者賞を受賞。他に『ダーティー・ユー』『ミッドナイトイーグル』『M8』『TSUNAMI津波』『東京大洪水』『風をつかまえて』『乱神』『衆愚の果て』『首都感染』『首都崩壊』『富士山噴火』『日本核武装』『神童』『ハリケーン』『官邸襲撃』『紅い砂』『決戦は日曜日』など著書多数

「2022年 『落葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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