- Amazon.co.jp ・電子書籍 (215ページ)
感想・レビュー・書評
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他人とうまくやるにも、まずは自己認識と自己受容が大事。アサーション以前にそこがないと、アサーションで主張すべきことも分からない状態だと思う。
あとはとにかく聴く力と受け入れる力、そして伝える力。また話したいなと思える人はこのスキルが非常に高いと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アサーションという言葉を最近知り、Amazonでも特に評価が高かったこちらを読んでみることにしました。
(Kindle版は半額のポイント還元もあった)
自分はイラストレーターなどのこだわりの強い方を相手にする仕事をしているので、意見が対立することがよくあります。
こちらは納期を厳守したい。あちらはクオリティを維持したい。
上手く話が着地することもあれば、どちらかが痛手を負うこともある。
お互いがwin-win になるように以前から気を付けているつもりでした。
自分はどちらかというと、自分の主張を通そうとする「攻撃的自己表現」タイプではなく、断る事ができない「非主張的自己表現」タイプです。
勝ち負けではなく、お互いを尊重しながら意見を述べる「アサーション」という言葉を知れただけでもなんだかスッキリしました。
「ああ、自分が身につけたいと思っていた技術はアサーションというのか」と。
そして、アサーションは訓練をしないと身につかないとハッキリ述べられていることで、努力すれば身につく事なんだという救いもあります。
特に「DESC法」のところは漫画のおかげで大変わかりやすかった。
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DESC法(デスク法)とは、相手を不快にすることなく自分の言いたいことを伝え、納得感を持たせる会話技法のことです。英語の「Describe(描写する)」「Express(説明する)」「Suggest(提案する)」「Choose(選択する)」の頭文字を取った言葉で、アメリカの心理学者ゴードン・バウアーらによって提唱されました。DESC法では、Describe→Express→Suggest→Chooseの順に会話を展開し納得性の高い結果を導いていきます。
入門編として最適な1冊でした。
他のアサーション関連の書籍も読んで、引き続き勉強して身につけていくつもりです。 -
職場でのパワハラ防止対策や組織内コミュニケーション活性化(円滑化)の課題解決のヒントを得るために、
先輩社員から勧められて読んだ1冊。
初めてアサーティブコミュニケーションとは?を学ぶ
初心者にとっては分かりやすかったです!
またアサーティブコミュニケーションの理論は職場だけじゃなく、家庭でも応用できるのではないかと思ったので、日常生活から実験してみようと思います。 -
著者である平木典子氏はアサーション・トレーニングの第一人者であり、ミネソタ大学大学院を修了している。
ミネソタ大学といえば、ロジャーズから「指示的療法」と論争を吹っ掛けられた、特定因子論のウイリアムソンのいたところである(ミネソタ論争)。
そのせいなのかどうなのか、平木氏の教えるアサーションはソーシャル・スキル・トレーニング的な色彩が強く、臨床心理学として読むと違和感がある。
なので、書いてあることは正論だと思うのだけど、それでコミュニケーションが円滑になるとは思われない。人がこのように理性的なコミュニケーションをとることはまれだからだ。
なので、教科書的なビジネス・スキルとして学びたければいいと思うけど…。
アサーションやアサーティブ・コミュニケーションについては、他の著者のの本を読まれることをすすめる。 -
あまり聞き慣れない言葉ではあるが、実際のところエンジニア社会人の仕事の進め方としては基礎的な部分。仕事では自然とやってる人も多いだろう。が、だからといって軽視してはいけないものだし、アサーティブという言葉があることで意識のベースに据えることができたと思う。
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アサーティブコミュニケーションを解説
自身の気持ちや感情を適切に相手に伝えると誤解していたことがわかった。相手の気持ちや感情、都合も考えて、お互いが歩み寄るというか相互理解することが大事。 -
相手を傷つけず自分の意見をはっきり伝える方法、アサーションの入門書。ごく表面的な内容で、すぐに読み切ることができる。これだけで明日からの行動を変えていくのは難しそう。
漫画の内容は自分の意見が伝えられず、職場の人間との関係性に苦しむ主人公が、アサーションの講師との出会いを通じて、関係性を改善していくといったもの。進研ゼミの如くストーリーがうまくいっていて、こんなにうまくいくとは思えないが、概要を掴むには良い。 -
目標達成に対する損得勘定をした場合、アサーションが常に有効であるとは限らないのであれば。使い方が極端に難しくなる。
もう少し抽象度を上げてwin-winの関係を目指しましょう、ということにすると。具体性が下がり臨機応変に対応しましょう、ということになる。