色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫) [Kindle]

著者 :
  • 文藝春秋
3.64
  • (53)
  • (91)
  • (84)
  • (20)
  • (7)
本棚登録 : 1453
感想 : 97
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (358ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 何というか、過去に何作か村上作品を読んでいますが
    その中では一番に読みやすいかなと感じました。

    記憶に蓋をすることはできる。でも歴史を隠すことはできない

  • 色がないのは強さ。器・駅として存在感を高める。

  • 沙羅の真相知りたかったなー

  • 何回読んでも好き。頁を捲る手が止まらない。
    ミステリー小説のような読み方もできるし、全てをメタファーとして読むこともできて二重に面白い。

    過去に負った傷とそれを現実的な手法を持って解き明かしていくというのは、何度読んでもワクワクする。

  • その話を追求していくには、もっとはっきりとした具体例が必要になります。端に橋桁が必要なように。仮説というものは先に行けば行くほど脆くなり、出される結論はあてにならないものになっていきます

  • 初の村上作品。16年前に仲良しグループから切り離されたつくると、友人たちの過去を探ってく話。内容は読みやすく分かりやすかったものの、あまり自分には合わないお話だなあと思った。

  • 主人公のつくるは相応の大人。疎遠になったかつての友人サークルの面々に出会うことで人生の色を取り戻していく感じなのかな。春樹節ではあるが、不思議なスパイラルもほとんどなく読みやすい

  • 初読では殆どはっきりとは分からなかった。考察を読んで腹落ち。なるほどよく練られている。

  • 以前読んだが、再読。

  • うんうん、村上春樹って感じの文章。クセになってたまにブームがくるけどこの本は色んな偶然が重なって読むことになった。
    最後にいろいろスッキリするんかと思って読んでたからモヤモヤしてしまったけどまぁいいか。シロの本当のことは死んでしまったんだから分からないもんな。

全97件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

村上春樹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×