若い読者のための短編小説案内 (文春文庫) [Kindle]

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  • 文藝春秋
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (156ページ)

感想・レビュー・書評

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  • まだ村上春樹の作品があまりKindleに入ってなかったときに、比較的早い段階でKindle化されていたので買っていた本。なんか紙の本にこだわりがあってのことかと思えば別にそんなことはなく、後にどんどんKindle化されていくのである。

    タイトルのとおりの短編小説案内で、紹介されている短編小説たちの多くがKindleでは読めず、現物買いに行くのもなあ、ってことでほとんど紹介されているものを読まないままで読み進めてしまった。
    それじゃあんまりよくわからないのは当然で、結局、単に村上春樹の文体を読む、くらいの読み方になっている。
    いずれ紹介されているものもちゃんと読もう。

  • 【あらすじ】
    吉行淳之介をはじめ、戦後日本を代表する作家6名の短編小説を村上春樹が紹介する。アメリカの大学での講義をまとめたもので、村上氏の分析だけでなく、生徒との質疑応答も収録している。
    ***
    【感想】
    フィクションとはいえ、やはり作品には作家の人となりが投影するもの。作家の経歴にはさほど興味がないのだけれど、「著者がシベリアへ行かず日本に留まっていたら、この表現をしたのだろうか?」「裕福な家庭に育っていれば、展開は変わったのでは?」など、タラレバを考えながら作品を読んでみると、また新しい楽しみ方ができるのかもしれない。

  • 村上春樹が日本人作家の作品について語ることはあまり無いので珍しかった。そして知らない作品ばかりだったけど、村上節の解説を読む限りそれほど食指も動かず。

  • アメリカの大学でクラスを持った時にテキストとして取り上げた作品、
    吉行淳之介『水の畔り』小島信夫『馬』安岡章太郎『ガラスの靴』
    庄野潤三『静物』丸谷才一『樹影譚』長谷川四郎『阿久正の話』
    をもう一度あらためて読みなおした「私的な読書案内」と序文にあるが、
    説得力のある読解が胸にストンと落ちる良書。
    日本の小説と村上さんとの関係性についても同じく序文で語られている。

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プロフィール

1949年京都府生まれ、早稲田大学第一文学部演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーターキャット」を国分寺に開店していた。
1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴があるが、芥川賞は候補に留まっただけで受賞しておらず、賞に対する批判材料となっている。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年の発表時期は日本国内でニュースになっている。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。
翻訳家としての仕事も高い評価を受け、フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけてきた。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、いまなお作家として成長を続けている。
代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。

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