意味がなければスイングはない (文春文庫) [Kindle]

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  • 文藝春秋 (2008年12月10日発売)
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みんなの感想まとめ

音楽の魅力を深く掘り下げた作品で、著者が自由に音楽について語る姿勢が印象的です。音楽家ごとの解説を通じて、著者の熱い想いが伝わってくるため、読者は楽しい読書体験を味わえます。音楽に対する誠実な語りは、...

感想・レビュー・書評

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  • (2006/3/26)
    村上春樹の小説は難解ながらもいくつか読んだことはあるのですが、これは無理でした。
    彼の音楽の趣味をとことん追求した読み物。音楽家別に解説が書かれているのですが、そもそも知っているのがシューベルトとスガシカオしかいませんでした。
    スガシカオも名前しか知りません。一度音楽を聴いたけど、ついていけなかったので、、、

    私には無理な本でした。

  • 「意味がなければスイングはない」(村上春樹)[電子書籍版]を読んだ。ものすごくのびのびと自由闊達に音楽について語っている(ように思われる)せいか、読む側としてもものすごく楽しい読書時間を過ごすことができる。そこいらへんにあるただの薀蓄本とは違い、書き手の熱き想いが売りの作品だな。

  • 妻が会社に行くのやめてぴったし2ヶ月なんですけど、それはとても良いことなんですけど、ただ1点だけ、妻ったらクーラーつけないんですよ! すげぇ暑いのよあたしんち。だからなんにもしたくなくって、って本を読まない理由にしているという……。

    これは暑さを忘れて読めました! シダー・ウォルトン、ブライアン・ウィルソン、シューベルト、スタン・ゲッツ、ブルース・スプリングスティーン、ゼルキン&ルービンシュタイン、ウィントン・マルサリス、スガシカオ、フランシス・プーランク、ウディー・ガスリーについて村上春樹らしからぬ(?)わりと熱っぽい文章で書かれた音楽評論集。

    あたしが特に惹かれたのは、稀代のピアニストであるゼルキンとルービンシュタインのお話。見事なまでに陰と陽のおふたり。ゼルキンさんは毎日退屈な練習を長時間やる人で「ピアノ演奏を楽しいと思ったことは1度もない」という人。ルービンさんは練習が大嫌いでしかし「好きな音楽は1日中弾いていても飽きない」という人。おもしろかったのはあたしが惹かれたのは断然ゼルキンさんだってこと。自分をルービンシュタインとはもちろん思わないけれど、妻はまったくゼルキンなんだわ。だから暑くてもなんも言えん……。

    《ウラジミール・ホロヴィッツは「もしあなたがウラジミール・ホロヴィッツでなかったら、どのようなピアニストになりたいと思いますか?」という質問を受けたとき、「ルドルフ・ゼルキン」と即座に答えている》

  • 意味がなければスイングはない

    村上氏の琴線に触れた音楽家や音楽への思索をまとめたものです。
    音楽は人との関係と同じで結局は好き・嫌いが全てだと思いますが、評論をするために時間をかけて聴き直したことがうかがえる内容だと思います。
    竹蔵としては、スタン・ゲッツを聴いてみようという気になったことと、プーランクの音楽を改めて認識したことが良い成果となりました。
    あと、共感できたこととして、”音楽は文体と同じように合う合わないがある”という主旨の記載と”音楽を評論するためには、食べ物と同じように素材に分解してそれを再構築することが必要”という記載でした。
    消費されるだけの音楽が多い中で、真摯に向き合うことによって多くの得るものがあるのだなということも気づかせてくれた本でした。

    竹蔵

  • 季刊オーディオ専門誌『ステレオサウンド』の
    2003 年春号から連載されたものをまとめた音楽評論エッセイ。
    ひとつのテーマについて、
    かなり深いところまで手間暇をかけて書いておられる。
    音楽について感じたことを文章のかたちに変えるのは、
    簡単なことではないとご本人もおっしゃっているが、
    本書の誠実な語りを読んで、村上さんのおっしゃる音楽的共感を得られたと思う。
    ぜひ続編を書いていただきたい。

  • 音楽が聴きたくなるエッセイ。
    印象的な言葉がたくさんありました。

    "シダー・ウォルトン「人の心に届く音や言葉は、その物理的な大きさで計量できるものではないのだ。」(Kindle位置No.76)"

    "スタン・ゲッツ「精神的にも、身体的にも、力が入った状態では、ろくなものは生み出せない。集中力が役に立つのは会計士のような仕事について言えることだ。我々にはもっと里ラックした心的状態が必要なんだ」(Kindle位置No.981)"

    特に印象に残ったのはウィントン・マルサリスの章。
    すばらしいテクニックのマルサリスの音楽が時に退屈なのに対し、技術が不足していても人の心を打つ音楽について。

    "マイルズは演奏家としての自分の限界をはっきりと認め、テクニックの不足を精神性=魂の動きで埋めていったわけだが、それとは対照的に、卓越したテクニックを身につけ、「やろうと思えばなんだってできる」ウィントンは、逆に自分自身の本来あるべき姿、立つべき位置をうまく見いだすことができないようだ。 (Kindle位置No.2125)"


    そして、ブライアン・ウィルソン(ビーチボーイズ)の項に、一言ジェイク・シマブクロが言及されているのが、ウクレレ弾きとしてはにやっとしてしまうポイント。

    "元気いっぱいのウクレレ奏者、ジェイク・シマブクロのバンドによる前座が終わり、ふと空を見上げると、どことなく重たげな色合いをした夜の闇が、夕暮れどきの淡い青みを山際あたりまで押しやっていた。(Kindle位置No.318)"

  • 音楽への深い洞察と、小説家ならではの言葉選びや人物へのスポットの当て方が堪能できる一冊。

    決して有名なアーティスト・盤が取り上げられているわけではないので読みづらい部分はあるかもしれないが、著者の愛に溢れた文章を堪能できるのでよい。

  • タイトルはジャズの名曲に由来しているし、著者がビル・クロウの「さよならバードランド」を訳していたんでてっきりジャズの話かと思ったらクラシックやロックの話もあって盛りだくさん・・というかジャズの話を期待すると少し肩すかしでした。いやー、村上さん、博学ですね。名文なんでついいつもは聴かないクラシックも聴いてみようかという気持ちにさせてくれます。

  • 音楽を文字で読むの大好き

  • 意味がなければスイングはない
    (和書)2010年07月05日 20:43
    2005 文藝春秋 村上 春樹


    音楽がとても好きなんだな。

    聴いてみたい曲がたくさん出てきました。

    スガシガオとか holic 何とかって言うアニメで聴いたことがあるけど結構良かった。

    こんどTSUTAYAで借りてみよう。

  • いろんな音楽聴いてみたくなります。趣味が合うとは言えないですが。

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著者プロフィール

村上春樹・作家。1949(昭和24)年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。’79年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に、『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ノルウェイの森』、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『スプートニクの恋人』、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』、『1Q84』(毎日出版文化賞)などがある。2006(平成18)年フランツ・カフカ賞、オコナー国際短編賞、’09年エルサレム賞、’11年カタルーニャ国際賞、’16年アンデルセン文学賞、’22(令和4)年チノ・デルドゥカ世界賞を受賞

「2025年 『街とその不確かな壁(上) (新潮文庫)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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