本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・電子書籍 (640ページ)
みんなの感想まとめ
武士道や忠義の価値が問われる中、登場人物たちの人間味あふれる葛藤が描かれています。特に大石内蔵助の視点からは、忠義と現実の狭間での苦悩や、周囲の目に対するプレッシャーが巧みに表現されており、読者は彼の...
感想・レビュー・書評
-
武士は名を惜しむ。「天下の御定法」を盾に武士を侮辱するなんてのは愚の骨頂である。これは森鴎外の「ぢいさんばあさん」にも通じる。大石内蔵助が江戸家老であったならば違ったものになったであろうが、そのような賢人は稀である。忠臣蔵の小説は初めて読んだ。紙の本を以前買った事はあるのだが、結局読まずに処分してしまった。忠臣蔵は好きなので今後もこれを扱った小説は読みたいと思う。できるだけ正統派のものを
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった。にしても、日本人が大切にしてきた武士道は、今となっちゃもう見る影もないよねと感じさせてくれる一冊。
-
法も人の世も歪みが生じる時代にあって、武士の在り方に一石を投じた義士に感銘。
もっとシンプルな忠義のストーリーを想像していたが、忠義と現実的な生への執着、世間からの見られ方へのプレッシャー等、人間味のある展開が味わい深い。
特に内蔵助の社会の目線を見定める俯瞰した観察力(翡翠と表現)、自身の弱さをも冷静に捉え脱落者の心情にも思いを致せる器量、決断すれば精緻な資金繰りを含めた戦略、計画、人心掌握とマネジメント力に感服する。
その計画には自らの死までをもって完結する。それは吉良方の兵庫や清水一学にとってもそこまでを織り込み受け身が故の対策の難しさ、世間の風当たり、覚悟のあり様にも光をあて、物語の深みが増した。 -
全20巻と帯にあるが、示される読了の目安時間とあわない感じがした。いくらリーダビリティにすぐれた吉川英治でもそれはないだろうと思ったら、章の数のようだ。
青空文庫の書誌を見ると、元は雑誌連載、その回数かもしれない。講談社吉川英治文庫では2巻本。
読むきっかけとなった忠臣蔵映画とは異なり、吉良上野介の人物像も立体的で感心した。 -
実際に読んだのは曇天文庫版。
著者プロフィール
吉川英治の作品
本棚登録 :
感想 :
