ガール・オン・ザ・トレイン(下) (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • すごくおもしろかった! 引きこまれてほぼ一気読み。
    サイコサスペンスで、だれもが嘘をついていて、いったい真相はどうなってるの?っていうのもうまく読ませるんだけど、ほかに、女性の生き方のようなこともいろいろ考えさせられた。結婚とか子どもとか仕事とか、なにを手に入れたら、どうなったら幸せだと満足できるんだろうか?みたいな。結局、なんだろう、承認欲求、みたいなことなんだろうか。自分で自分を認められることがいちばんなのかも。それが難しくて、他人に認められることをめざすからいろいろ複雑になっていくのかもしれない。などと考えていた。。。

    「舞台」を読んでから、精神を病んでいる登場人物、についてつい考えがちなんだけど、この小説も、登場人物だれもが精神を病んでいるといえて、実際に精神科医にかかっていたりするんだけど、そういう人たちが近いところに集まるっていうのは実際はあるのかなーとちょっと思った。そういう人同士が惹きつけ合うみたいなこともあるんだろうか。。。
    (あらためて「舞台」のことを考えたらなんだかだんだんもやもやした気持ちになってきたんだけど、それはあの小説がコメディ扱いされているような気がするからかもしれない。違うかもしれないけど。「IN POCKET」での「ニューヨークめぐり」とか、どうも違う気がしてきて。。。)

    あと、単純に、お酒はやっぱり怖いな、とか思ってしまった。。。

  • 下巻も面白くって一気読みしたー。

    結局は、一番イカれたのはトムだったんだ。
    って、前妻のレイチェルも後妻のアナも気づかなかったのかよー。
    まぁ、二人とも精神的におかしかったから仕方ないか。

    よくあるストーリーなんだけど、
    話の観点が面白くて楽しめた。

    隣の家の芝は蒼く見えるものなんだな。
    他人のこと気にするよりも、まずは自分がしっかりしなくては。

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