マンガでやさしくわかるレジリエンス [Kindle]

著者 : 久世浩司 松尾陽子 朝戸ころも

• 日本能率協会マネジメントセンター (2015年10月30日発売)

感想・レビュー・書評

[ハチハムさんの感想 · 2021年1月30日]

レジリエンスとは「逆境やトラブル、強いストレスに直面したときに、適応する精神力と心理的プロセス」のこと。
様々なプレッシャーを受けて心が折れてしまいそうになるところを、竹のようにしなやかに適応していこうというの心の持ちようやあり方のことを言う。

ストレスをなきものと処理するのではなく、それのいなし方や立ち直りの方法は参考になった。

また、7つの種類のマイナスの思い込みを犬に例えているのは分かりやすい。
・正義犬（べき思考）・負け犬（減点思考）・心配犬（悲観思考）・諦め犬（無力思考）・謝り犬（自責思考）・批判犬（他責思考）・無関心犬（無責思考）
自分はどの犬が強いだろうと振り返ると、正義犬（べき思考）と謝り犬（自責思考）の2匹がよく現れてくる気がする。自分の場合、この２匹を追放するということはできないから、受容して、手なづけて付き合っていきたい。

[安西 亜季美さんの感想 · 2024年3月13日]

問題は相手でなく自分の中にある。
そのために耐性をつける事、本当に大切だなぁって感じました。

[charmie11さんの感想 · 2022年11月6日]

なるほどと思いながら読めた。
ネガティブになりがちな思考を思い込み犬として客観視するのは効果ありそう

著者プロフィール

ポジティブサイコロジースクール代表。慶應義塾大学卒業後、P&Gに入社。高級化粧品のブランド経営に携わる。在職中にレジリエンスについて学び、応用ポジティブ心理学準修士課程修了。P&Gを退職後、ポジティブ心理学の実務家を養成する社会人向けスクールを設立し、主にレジリエンスを活用した企業人材の育成に従事する。レジリエンス研修は、NHK「クローズアップ現代」でも取り上げられた。
著書には『マンガでやさしくわかるレジリエンス』(JMAM)、『世界のエリートがIQ・学歴よりも重視！　「レジリエンス」の鍛え方』（実業之日本社）、『リーダーのための「レジリエンス」入門』 (PHPビジネス新書)、『なぜ、一流になる人は「根拠なき自信」を持っているのか？』（ダイヤモンド社）、『眠れる才能を引き出す技術』（実業之日本社）など多数。

「2021年 『レジリエンスで心が折れない自分になる』 で使われていた紹介文から引用しています。」