叛逆航路 〈叛逆航路三部作〉 (創元SF文庫) [Kindle]

制作 : 赤尾 秀子 
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  • 久しぶりに読む SF。ネビュラ賞、ヒューゴー賞ほか英米 7冠という近年の SF 業界には珍しい話題作で、確かに物語世界の深さ、細微さ、広範さは圧倒的。登場人物(人じゃないのもいるけど)も魅力的で、ブレクとセイヴァーデンのコンビも、(それとははっきり書かれないものの稀少な女性キャラとしての)オーン副官も素敵だ。独特な文体(「彼女」)が醸し出す不思議な雰囲気の中、いかにも現代 SF らしい寓意に満ちたエピソードが語られていく。ただ、手放しで絶賛するかと言われると、そうでもなく、クライマックスはもうちょっと盛り上がりがあっても良かったのではないかと感じる。

  • 不思議テイストなSF小説。全3巻の第1巻次も楽しみなり。

  • ヒューゴー賞ほか史上初の7冠という触れ込みだけど、そこまで期待すると肩透かしを食らうような気もする。とはいえ、人類の起源もわからなくなるくらいの遠未来を舞台にして宇宙兵員空母のAI、千年ぶりに目覚めた艦長、数千箇所に同時に存在する皇帝といった魅力的なキャラクターたちが繰り広げるミステリアスな陰謀とロマンスに満ちた展開はとても面白い。

    それにしても、我々の世界と共通するところがあるにしても、ほとんど異世界を創造しているのでとっつきにくさはなかなかのもの。専制国家ラドチの社会制度、アンシラリーという概念、独自の宗教。そしてなにより、人称が全て「彼女」ということ。性別がわからないだけでここまでイメージが難しくなるとは思わなかった。セイヴァーデンはたぶん男性だろうなということは推測できたが、主人公は結局最後までどちらか判別つかなかった。おそらくそれは作者の狙い通りだと思うのだけど。

    あと、ダイソン球が出てくるSFも久々(今回の物語には絡まないが)で気分が盛り上がる。次巻も楽しみな作品。

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