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感想・レビュー・書評
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タイトルの通り、本をテーマにしたアンソロジー。
『真夜中の図書館』神永学
『青と赤の物語』加藤千恵
『壊れた妹のためのトリック』島本理生
『ゴールデンアスク』椰月美智子
『ワールズエンド×ブックエンド』海猫沢めろん
『ナオコ写本』佐藤友哉
『あかがね色の本』千早茜
『新刊小説の滅亡』藤谷治
さきほど「タイトルの通り」と書いたけど、本当にそうなの?というものも。
本にまつわる、あるいは本がキーアイテムになっているような物語を期待して
いたんだけど、ちょっと角度が違うものも。
「物語を禁止されたら」とか「小説が発刊されなくなったら」とかそんな想像の
お話はあまり好みじゃなかったな。
そんな中で気に入ったのは、神永学さんと千早茜さん。
まあ、神永学さんの話は『心霊探偵八雲』の外伝みたいなもので
元々好きなシリーズだからってのもあるけど。
千早茜さんの話は、中学入学後すぐにあかがね色の本がきっかけでとある男子と
仲良くなった女の子の話を、大人になり作家になった彼女自身が描く物語。
青春色たっぷりで、こんな風に俺も誰かと話がしたかったなとか、
こんな風に大人になっても誰かに思い出してもらえるような自分だったかなとか、
色々と考えてしまうものでした。
千早茜さんの他の著作も読んでみようかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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