やせる!若返る!病気を防ぐ!腸内フローラ10の真実 [Kindle]

  • 主婦と生活社
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感想・レビュー・書評

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  • アンリミテッドにて読了。基本を押さえた内容で、しっかり取材している様子も分かってよい。
    個人的にはこのような文章の書き方はもどかしいので、次回からはこのシリーズは読まないで避けようと思う。上手く説明できないが、読んでいて厭になる書き方。さっさと説明しろ、と言いたくなるような感覚。

    星三つは個人的には多めだが、ほかの人にはわかりやすくてしっかり学べる良書かも。

    下記にハイライトした個所をコピペ:

    13
    オレンジ色のハイライト | 位置: 239
    つまり、 ダイエットしたい人は野菜を多めに食べれば〝肥満フローラ〟を〝やせフローラ〟に変えていける と考えられ


    オレンジ色のハイライト | 位置: 275
    肥満を防いでいるのは、腸内細菌が作る「


    青色のハイライト | 位置: 276
    ●「短鎖脂肪酸」を作る細菌は、野菜などの食物繊維が大


    青色のハイライト | 位置: 696
    アレルギーは現代社会を悩ます深刻な病気です。こうしたアレルギーは〝免疫〟が暴走することで起き


    青色のハイライト | 位置: 704
    ここ数年、アレルギーや自己免疫疾患の予防・治療に、腸内細菌が重要な役割を果たすことが明らかになってきまし


    青色のハイライト | 位置: 721
    腸内細菌は免疫細胞の〝なだめ役〟を増やして寛容にすることで、自分たちの生存を維持でき


    青色のハイライト | 位置: 789
    お腹を壊しやすい人、壊しにくい人の違いにも、腸内細菌が深く関係してい


    青色のハイライト | 位置: 804
    ビフィズス菌が出す物質のひとつ「酢酸」には、腸の細胞を活性化し、余計なものが体内に入らないよう守る〝バリア機能〟を高める力があることがわかりまし


    青色のハイライト | 位置: 858
    腸のバリア機能を回復するにはどうすればいいのか? 短鎖脂肪酸を増やす「食物繊維が多めの食生活」をすればいい の


    青色のハイライト | 位置: 1,137
    通常、脳と全身は背骨の中を通る「脊髄」を通してつながっていますが、腸にはこのルートとは別の〝直通回線〟があるのです。それは「迷走神経」と呼ばれる神経


    ピンク色のハイライト | 位置: 1,140
    とくに気分や感情に強い作用を及ぼしてい


    ピンク色のハイライト | 位置: 1,147
    じつは、腸内細菌には神経細胞を刺激する能力があることが、最新の研究でわかってきまし


    ピンク色のハイライト | 位置: 1,153
    大げさに言えば、 腸内細菌は脳に対して〝話しかける〟ルートを持っている の

  • ・短鎖脂肪酸
    酢酸
    酪酸
    プロピオン酸

    ・肥満防止
    バクテロイデス菌が短鎖脂肪酸を作る。脂肪細胞は短鎖脂肪酸を感知すると栄養分の取り込みを止め、消費を増やす。

    ・エクオール
    シワ、前立腺癌、乳がん予防
    大豆イソフラボンの仲間で、イソフラボンを腸内細菌が変化させることで生まれる。イソフラボンよりも高い効果がある。
    エクオールを作れる人は日本人の約50%
    エクオールを作れない人は前立腺ガンになりやすい。大豆イソフラボンは男性ホルモンの作用を阻害するなどでリスクが26%減少。

    ・がんを引き起こすアリアケ菌
    肥満になると増加する腸内細菌。細胞老化を引き起こす物質を出す。

    ・血液中に生きた腸内細菌がいる
    リーキーガットにより侵入。糖尿病患者では普通の人よりも7倍多く発見された。腸内細菌が出す毒素が免疫細胞を刺激、全身に弱い炎症を起こす。

    ・5歳くらいまでに腸内フローラの構成は決まってしまう。

  • 【体内で飼っている生物にエサをやる】

    これまで関心を寄せていなかった「腸内フローラ」ですが、慢性的な肌荒れを改善するヒントがあるのではないかと思って読みました。
    そのヒントが得られた実感はないのですが、楽しく、興味深く読める内容でした。大変満足しています。

    表紙の「やせる!」等の煽りをみるに、健康志向の本かと思って読み始めました。
    しかし読み進めると、腸内細菌と人類の共生の歴史や腸内細菌研究の現状と展望にまで話が及ぶのです。
    生命科学分野への好奇心がそそられます。

    本書はNHKの取材班が番組制作のために取材した内容を文章にまとめたものです。
    取材対象は日本のみならずアメリカやカナダ、ドイツ、アイルランドなどの研究機関も多数含まれています。
    (意外にも、日本は腸内細菌研究の潮流に乗り遅れていると危惧する声もあるのだそうです。)

    「腸内フローラ」という言葉、急に世に出てきたような感じがします。
    これは、近年やっと研究が活発になってきたことの成果のようです。

    かつては解析技術が未熟であったため、いまほど積極的に研究されることが無かったのだそう。
    腸内細菌は空気に触れると死んでしまい、解析が難しいためです。
    しかし時代は変わり、技術が成熟したことで一気に解析が進み、新たな発見が日々生まれているとのこと。

    「現代医学が腸内細菌という視点を得たことは、今後の治療のおおきなブレイクスルーにつながる可能性がある」
    という本書の記述には、今後の研究にかける取材陣の期待があらわれているようです。

    かたやその一方で、研究途上であるがゆえに解明されていないことが沢山あるといいます。
    「やせる!」「若返る!」「病気を防ぐ!」といった実証結果は確かにある。
    しかしそれが断片的なものであることは、研究者たちも本書も認めているところです。

    そのため本書でも「これを食べとけば痩せる!みたいな安直な内容はありません。
    むしろ過度な期待を持たぬよう警告し、「腸内で飼っている生き物にエサを与える感覚で、楽しんで食事する」ことを訴えています。

    私も本書をきっかけに、腸内細菌との共生・共進化を楽しむように日々を送っていこうと思います。

  • KindleUnlimitedにて

  • NHKスペシャル取材班による〝 腸内フロ-ラ(腸内細菌の生態系)〟について纏めたガイドブックです。うんちの1/3を占める腸内細菌は、1~2㎏が腸内に常駐しているそうです。食品から摂取する善玉菌の効能として、美容と若返り、肥満抑制、糖尿病の改善、動脈硬化・がん予防などの研究成果が挙がっています。新たな臓器・第二の脳とも言われる〝腸内フロ-ラ〟は、明るい未来を予測させてくれます。 適切な食品の選択と正しい食事療法により、健康志向を高めていきたいと、つくづく思うのでした。

  • kindleの月替わりセールにて購入

  • 図書館で長らく待って読んで見たが、個人的に役立つ内容は残念ながらなかった。

  • 腸恐るべし、腸が脳を操っていたとは・・・。

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著者プロフィール

戦時中、旧満州で密かに細菌兵器を開発し、実戦で使用した731部隊。731部隊はどのようにして生まれ、そして医学者たちはどう関与していったのか。新たに発掘された旧ソ連で行われたハバロフスク裁判の20時間を超える音声記録、元隊員の資料や当時の学術界の膨大な記録から、731部隊設立の謎に迫ったNHKスペシャル『731部隊の真実』(2017年8月13日放送)、BS1スペシャル『731部隊 人体実験はこうして拡大した/隊員たちの素顔』(2018年1月21日放送)は大きな反響を呼んだ。

「2023年 『NHKスペシャル 戦争の真実シリーズ3  731部隊の真実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

NHKスペシャル取材班の作品

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