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感想・レビュー・書評
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初めて明らかとなる吉本隆明の全貌。
吉本の詩作に個の自由の根拠を見出す。
自覚的な詩作を行うための試論が、独り歩きすることによって代表三部作が生まれる、と見る。
自我の内部の両面性=抒情性と論理性の統一は、抒情詩と批評(哲学)の統一を意味する。
その実践として「固有時との対話」=普遍文学は誕生した、と論ずる。
難解な「固有時との対話」をこれだけで明快に語った評論はない。
自然と精神の再統一という課題を、マルクスから見出し、宮沢賢治の方法論で達成する。
詩人を一般的人間のモデルとするユニークな方法論。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み助2018年2月18日(日)を参照のこと。 http://yomisuke.tea-nifty.com/yomisuke/2018/02/post-0343.html
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