或る集落の● [Kindle]

著者 :
  • 2015年11月24日発売
3.33
  • (5)
  • (16)
  • (26)
  • (8)
  • (0)
本棚登録 : 138
感想 : 20
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (131ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ひとつの集落をテーマにした短編集。
    かなり読みやすく美しい田舎の情景が浮かぶような文章。
    そしてなんとも言えない忌まわしい雰囲気が満ちている一冊。
    思い出して読みたくなる時が来ると思う。

  • 時系列がバラバラで読んでいるうちに、そのオトコあの話の人?など繋がっていく感じが面白かったです。
    全ての話のオチが若干弱いかなぁ、めちゃくちゃ怖いでは無く、おぉ怖。となるお話でした

  • 土着信仰と村の因習系ホラー短編集。
    若干落ちが弱い。

  • 因習系ホラー。わりと好きだけど、もう少し一つずつの話を掘り下げて考察するドキドキが欲しかった。

  • すらすらと読み易いボリュームの短編集だが、内容が繋がっている事に最後に気づいた。ホラーとしての恐怖感や不気味さが上手く表現されていて、著者の計算された内容構成に敬意を表するレベルだ。

  • どの話も明確なオチは無いが、不気味な世界観と設定が面白く、ページ数も少なくサクッと読めた。『近畿地方のある場所について』に似ているとお勧めされ読んだが、また全然違った感じだった。設定や世界観がとても好きなので、これらを解明するような深掘りした続編が読みたい。

  • 読解力がないので、弟分目線の物語で兄貴と言っていたはずが、いつのまにか兄貴目線になっていて兄弟と書かれていたりどちらが話しているのか分かりづらかった。
    表現が分かりづらいからページを戻って読んだりしたけどそのたびに萎えた。なのでストーリーが薄っぺらいような気がした。

  • 猿の話が一番ゾワゾワした。

  • どんどん読み進めちゃう。
    ゾクゾクしたーーー!!

  • (Prime Readingにてレンタル)
    青森の田舎に伝わる「人ならざるもの」に纏る短篇集。
    然程怖い訳じゃないけれど、どの話も尻切れ蜻蛉で据わりの悪い感じが、如何にも伝誦系ホラーっぽくて気に入りました。

全20件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1976年、青森県生まれ。実妹とコンビを組み、2002年、「ビッグコミックスピリッツ増刊号」にて漫画原作者デビュー。『あいの結婚相談所』『バカレイドッグス』などの原作を担う。2012年、「このミステリーがすごい!」大賞に応募した『Sのための覚え書き かごめ荘連続殺人事件』で小説家としてデビュー。2019年に上梓した短編集『夫の骨』が注目を集め、2020年に表題作で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。

「2022年 『残星を抱く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

矢樹純の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ピエール ルメー...
阿澄思惟
雨穴
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×