- 早川書房 (2015年11月25日発売)
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みんなの感想まとめ
多様な世界観が織りなす濃密な物語が展開され、読むほどに生きる意義や喪失感といった深いテーマに触れることができる作品です。言葉のない部分にまで生気が宿り、読者はその世界に引き込まれます。特に「失われた楽...
感想・レビュー・書評
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一日読んでも15分というペースで、4ヶ月くらいかかった気がする。
いくつもの世界に入り込むことになり、どの世界もあまりに濃密で、言葉のないところには、吹く風や日差し、自制や懊悩や決意が──世界そのものが存在していて、生気が溢れているので、読書は力を要することになる。
「失われた楽園」が最も好きだな。生きる意義がテーマとしてとっつきやすいからだろう。最後の一遍なので、読了後の記憶に新しいからかもしれないが……。
ル・グィンの世界を解体する目は本当にすごい。ミックスジュースからそれぞれの果汁を取り出してみせるみたいだ。
この目が遠くへ行ってしまったことを、「喪失」というのだろう。 -
ある意味、ハードSFの極北だった。安易な翻訳や言い換えを許さない文章なのだろう。火を知らない人に火を言葉のみで説明する試み。
たまたま読み始めに作者の訃報を聞いたけど、読了するのに三週間ほどかかってしまった。かなり休み休みでないと読めない読体力の乏しさや如何。
