コーヒーが冷めないうちに [Kindle]

紙の本

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  • サンマーク出版 (2015年12月6日発売)
3.62
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Amazon.co.jp ・電子書籍 (286ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 映画になっていて、録画していた(観てません)こともあって、読んでみよう、と思いました。
    ご本人は脚本家なのですね。
    小説というより、脚本に近い印象を受けました。

    ルールがあって、それに沿ってプレイする仕組みです。
    「教室が、ひとりになるまで 」が苦手だったのですが、さらに好みではありませんでした。どうしてそのルールが必要なのか、そのルールによって何が変わるのか。
    過去に戻ってその人の何が変化するのか。
    ツナグのような、人生とは? というものを期待していたので、期待しすぎていましたね。すみません。

    お店に入りました、コーヒーを入れました、ルールを説明しました・・・

    私には趣が感じられませんでした。
    「FLOWER」を読んだときと同じような印象を受けました。

    最後まで読めていません。断念です。
    録画した映画も、きっとみないとおもいます。

  • 不思議な喫茶店が舞台となる、全4話からなる連作短編集。身近なテーマが描かれているため、主人公たちの心情に共感しやすかったです。深い人間ドラマが展開され、感情を揺さぶるストーリーが多く、読んでいるうちに涙があふれ出てきました。さらに、彼らの経験から、自身の過去の扱い方について改めて考えさせられました。
    この作品はシリーズ本ですので、まだまだ楽しむことができるなんて贅沢ですね!
    一気に読み終えたくなる魅力があるので、今から読むことが楽しみでワクワクしています!

  • 映画を見たことがあり、本でも読んでみたいと思って本作を手に取った。
    内容は映画とほぼ同じで、四つの話が入っていて、連作短編となっている。
    どの話も切なくて、最後には少し涙する温かい物語だ。喫茶店が舞台なのだが、ある席に座ると過去に戻ることができ、訪れた人達はそれぞれ後悔したことをやり直そうと過去にもどろうとする、、、

    私が一番好きなのは、平井の話だ。最後の方で、平井が喫茶店のメンバーに宛てたメールでのセリフ「、、、だから、生きている私のこれからの生き方が、あの子の『生まれてきた意味』を創るんじゃないかな?、、」が心に残っている。平井の話を通して、自分が生きている意味について、ただ生きているのではなく、他人によって生かされている部分も少なからずあるんだよなと気づかされたし、人間いつ死ぬか分からないから、生きていることって素晴らしいなと思えた。

  • 正直にいうと、お涙頂戴的な小説は(読者を泣かせよう泣かせようとする小説は)どうも苦手で、この本もずっと先延ばしにしてきました。

    ただ、実際に読んでみると、タイムトラベルというSF的な要素と特殊なタイムトラベルのルールによって、とても軽くなっていることに驚いたし、とても読みやすく思えました。

    感動がじんわり心に染み渡る感じがとても心地よかったです。

  • ずっと気になっていた本。不思議な喫茶店で繰り広げられる人間模様が描かれている。人と人とがゆるく繋がり、何となく支え合っている。
    現実は変わらなくても心が変わる。心が変われば、行動できる。しみじみとほんわか温まる物語。喫茶店でコーヒーが飲みたくなります。

  • どの話もとても感動しました。過去に行ったところで、過去は変わらない。でも今の自分を変えることはできる、人間の素敵なところだなと感じました。

  • 愛する人との過酷なまでの様々な別れといったテーマを、短時間・条件付きの「貴重な時間をとりもどすタイムトラベル」で綴っていく。軽妙なタッチで語られていて救われるが私は第2話と3話が身につまされた。感謝の気持ちを伝えていくことはその人の人生を認めてあげることにもつながるのだろうなということと、これからの選択で「未来は変えられる」こともテーマなのかなと思いました。

  • いい話の集まり

    評価3.8
    kindle 286ページ
    audible 7時間7分

     過去に戻れても結論は変わらないこと、会える人も場所も限定されていることなど需要があるのかなと思わせる立ち上がり。最初の方は繰り返しこれらのルールが述べられる。
     一見きついルールと思われるが、短時間であったことと結果が変わらないというルールがいい方に働く。なるほどこういうこともあるのか。ただし、最後に振り返れば病人や死者がからまない話はこれだけ。普通の日常生活でのいい話は限界があるということかも。
     次は夫婦の話し。最初はアルツハイマーの夫が過去に行くのかと思ってドキドキしたけど、そうではなかった。どちらの思いも非常によく分かるし共感できる。いい話を聞いた。一つ疑問なのは読み書きが苦手という設定が気になる。普通のエリートサラリーマンでもこの話の良さは十分に伝わるような気がする。
     上の話の途中で旅館の姉妹の話も気になったが、これは次の話。どうやら少しづつ登場人物が重なる。若くして不幸な死別の話は感動ではあるが耐え難い。いつ何があっても悔いのないように生きていこうと前向きになるが、若い妹との死別は胸がいたい。
     次の親子の話も心配でしかない。話の流れ的にはにどう見ても亡くなった母親に会いに来ている。そうであればなくなったのは、、、最後は合図が鳴るという伏線まで見えてしまう。と思ったが子供はすでに帰った後で母親がなくなるのは既定路線のように話が進んでいく。できれば母親が生きていると嘘をついてほしかったがどうやら母親が死ぬことはあっさりと受け入れている様子。未来で娘が父親と離れている理由も不明だし、その後会いに来ている話とのつながりも今ひとつ。
     いい話の短編集であったがだんだんとツッコミどころが出てくるのが少し残念。そうは言っても続編は素直に楽しみ。

  • 今更ながらですが、読了。
    とある喫茶店のとある席に座ってコーヒーを淹れてもらうと強く思った時にタイムスリップできる。しかしながら、いろいろとルールがあります。過去は変えられない、その喫茶店の席からは移動できない、その席には幽霊が座っていて無理に席に座ろうとすると呪われる、そしてその時間にいられるのはコーヒーが冷めない間だけ。
    そんなルールをおしてその席に座るのは恋人と別れた女性、夫が認知症を患っている女性、妹を亡くした女性、そして身籠っている喫茶店のマスターの妻。
    過去は変えられないがそれぞれの心は変えることができ、心が変われば生き方も変わるという物語が紡がれます。
    設定からでも物語が想像できてしまうのが欠点ではありますが、うまくまとめられている印象です。
    竹蔵は、いつもその席に座っている幽霊がどうしてコーヒーが冷めてもその時にいたかったのかが一番興味がありました。シリーズ化されているのでどこかでそれを知ることができるのかもしれませんが・・・

    竹蔵

  • 英訳版を先に読み終えてから、比較する為に日本語版のこちらを読んだ。英訳版を読んだ時にいまひとつ私の好みと合わない感覚があったが、日本語版を読んでもその感覚は同じだった。もちろん細かい言葉のニュアンスはこちらの方が伝わってきた。タイムトラベルのルール説明の描写がちょっとくどい気もした。4つの話の中なら夫婦の話が良いなと思った。最後まで夫婦であろうとする夫からの手紙が良かった。

  • ★3.5
    その椅子に座ると、コーヒーが冷めない間に過去や未来に行けちゃう、ちょっと不思議な普通にいい話。話の前後がパズルみたいにぴたりぴたりとはまって、読みやすく爽快。
    過去は変わらないけど、椅子に座った人の心持ちや未来が変わる。
    謎の幽霊のあらましと行末を最終章として物語を閉じてくれるということなしの名作になっただろうに、惜しい。で、幽霊って一体どこの誰?

  • 記憶を失っていく夫と看護師の妻の話、思い出すだけで今もちょっと泣きそう

  • 旅先の空き時間にふと手に取って、そのまま買ってしまった。メモ帳と筆記具も。そうやって買ってしまったA5サイズのノートとペンが、我が家には一抱えもある。

    「泣ける」ことを売りにするっていうのはいかがなものか。
    ちょっとご都合主義の設定なんじゃないの?
    つい、意地悪なことを言いたくなってしまう。
    せせら笑うような気持ちを持ちながら、それでもつい、立ち読みの続きが欲しくて買ってしまって、そしてシッカリ泣かされてしまった。
    心地よい敗北感!

    心の少しだけ奥をキュッと押してくれる。
    超深いところ、ではないのがいい。

    旅先で出た腰痛をなだめたくて駆け込んだ手軽なほぐし処みたいに、
    深く悩まずグングン読んで、ここぞというところでじわっと泣いて、明るい読了感で閉じることができるのがイイ。

    泣くことで元気になれる一冊。
    泣けることに気付けるだけでも、身体に良いような気がする。

  • 本屋大賞2017ノミネート作品
    2018年 年間ベストセラー文芸書・単行本フィクションカテゴリ3位

    「4回泣けます」と帯に書かれた期待してしまう文字。なので読み初めはこんなもんか、泣けはしないなと少しがっかり。
    と思ったら、話は関連していて、3、4話は泣けました。でも死別の話が入るのはずるい。
    気軽に読める、喫茶店が舞台のお洒落な小説と思っていたので、まさか2人も亡くなるとは。
    実際にはこんな都合の良い喫茶店はないのだし、私たちは小説のように過去に戻って相手の真意を知って心を入れ変えるチャンスはないのだから、後悔のないよう相手に向き合うように生きなくては、という教訓を得ました。

  •  時間を往来する話はいくらでもある。この話もその一つだ。ただ、こういう話の多くは過去もしくは未来の世界に積極的に関わって様々な問題を起こすか、もしくはそれをどのように精算していくかの話になるものだ。この小説ではあえて様々な条件を設定することで、タイムトラベラーの持つ矛盾点を解決してしまおうとする。
     過去に戻れるが現在は変えられない。戻っても座席から立ち上がることはできず、積極的に関わることができないというのである。これは言ってみればアルバムをみるのと同じであり、二度と取り返すことができない過去を痛感することである。その後悔と焦燥と後味の悪さと、そして感動と、そういったものを詰め込んだ作品になっている。
     発想は面白く、読んでいて惹きつけられるストーリーである。欲を言えばタイムトラベルの様々な制約を小出しに出して行ったほうが良かったのではないか。最初の方でこの小説のルールはこうだとあるのは理解はし易いが、話の面白みは半減するような気がした。そんなことを言う私にこのような作品を書く才はないが。
     姉妹作もあるらしくいずれは読んでみたいと思っている。

  • なんか、表現が率直でフィクションすぎるというか、ドラマすぎる感じがして、ちょっとイライラした。ドラマで、そこで偶然鉢合わせるわけないだろ!って感じのときと同じ気持ち!
    しかも、考えたら結末わかる。
    内容は情景が浮かんできてほんわかで悪くなかったけどさ。
    たしかに、捉え方次第で行動や未来が変わるっていうメッセージはいいかも。でも、フィクションだから。好転もするけど逆もあるって思っちゃう。

    でも、気になって映画も見てみた。
    他のシリーズ読んで無くても結末わかった。しかも、親として最悪だよ!元々みんな一機しかないハートを私利私欲のために娘に使わせたんだよ!

  • 登場人物のネーミングがいい。女か男か、に寄りすぎない、想像をかき立てる感じ。
    映画があることは知ってはいたけど未鑑賞。
    アマプラで観られるようなんで、今度観てみよう。

  • 映画が面白くて読んでみました。

    キャストに有村架純はぴったりですね。
    でもかなーり淡白な主人公?
    数は主人公なんでしょうか。
    視点がコロコロ変わり、誰視点か毎度丁寧に書いてあるのがなんだか今風だなと。

    しかもこの巻ではまだ幽霊の正体は明らかになっていない…
    内容は少々映画と異なるのに、展開が読めてしまって、先に小説読めばよかったなとちょっと後悔しました。
    でもシリーズがまだまだあって楽しみ倍増です。

  • とてもさわやかな読了感でした。
    幽霊のでるカフェが雑誌に掲載される世界線はとてもなごみました。
    過去は変えられるわけではないものの、現在は変えられれるという、前向きな印象をもちました。未来のおみせへ行くお話の空気感が個人的には好きでした。

  • 「よかったね、と声をかけたくなる本」

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著者プロフィール

大阪府茨木市出身。1971年生まれ。小説家・脚本家・演出家。舞台『コーヒーが冷めないうちに』第10回杉並演劇祭大賞受賞。同作小説は、本屋大賞2017にノミネートされ、2018年に映画化。川口プロヂュース代表として、舞台、YouTubeで活躍中。47都道府県で舞台『コーヒーが冷めないうちに』を上演するのが目下の夢。趣味は筋トレ、サウナ、シーシャ。モットーは「自分らしく生きる」。

「2023年 『やさしさを忘れぬうちに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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