コーヒーが冷めないうちに [Kindle]

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  • サンマーク出版
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レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (187ページ)

感想・レビュー・書評

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  •  時間を往来する話はいくらでもある。この話もその一つだ。ただ、こういう話の多くは過去もしくは未来の世界に積極的に関わって様々な問題を起こすか、もしくはそれをどのように精算していくかの話になるものだ。この小説ではあえて様々な条件を設定することで、タイムトラベラーの持つ矛盾点を解決してしまおうとする。
     過去に戻れるが現在は変えられない。戻っても座席から立ち上がることはできず、積極的に関わることができないというのである。これは言ってみればアルバムをみるのと同じであり、二度と取り返すことができない過去を痛感することである。その後悔と焦燥と後味の悪さと、そして感動と、そういったものを詰め込んだ作品になっている。
     発想は面白く、読んでいて惹きつけられるストーリーである。欲を言えばタイムトラベルの様々な制約を小出しに出して行ったほうが良かったのではないか。最初の方でこの小説のルールはこうだとあるのは理解はし易いが、話の面白みは半減するような気がした。そんなことを言う私にこのような作品を書く才はないが。
     姉妹作もあるらしくいずれは読んでみたいと思っている。

  • 展開が予想できてしまうストーリーだったが、自分の気持ち次第で人生が好転することを考えさせられた。(オーディオブックで読了。)

  • 4つの短編集。4回泣くと聞いてたけど、私が泣いたのは、最初以外の3回。過去に戻っても現実は変えられないけど、過去の言動次第で現在が変わる。という話。今が1番新しい過去だとしたら?と考えてみると、今の言動を見直せる。背筋が伸びました。

  • 時間移動できるカフェの話。
    もっとSFっぽい内容を期待したが、そうでもなかった。時間移動に関する設定はがばがばで、ただの感動のストーリーってかんじ。

  • 4つの泣ける作品…という前評判に嘘偽りなし。電車の中で読んでても、ウルっときてしまった。特に最後の『親子』は、良かったなぁ。「私は生まれてきて、本当によかったと思っている。」…という科白、ベタだけど感動しました。王道です!

    ここ暫く本から離れていたけど、小説っていいなぁと素直に感じた作品。映像で見る前に活字を選んで正解だった。ただ有村架純さんなら、すごくしっくり来ると思う。機会があれば、映画もぜひ見たいな、と。

  • 強烈なまでの電車内広告に押されて買った。寝る前に落ち着いた雰囲気のある本を読みたいと思って買った気がする。

    もともとは劇で、それを小説に書き直しているもののはず。なのでこなれた小説感はなくて、場面の説明っぷりは劇っぽい。主要人物の名前が全員漢字一文字なので読み分けしづらかった。4回泣けるとあったが、2回泣いた。1話目で泣く人はいるのだろうか。

  • 今生きているこの瞬間の一つ一つは、もっと大切に扱われるべきだと、身に染みて感じた。

  • 「コーヒーが冷めないうちに」(川口俊和)[電子書籍版]を読んだ。電車の中の広告に【『4回泣ける』と評判】とあるのを見てつられて購入。確かに(私の場合は3回)泣きました。
    細かいことはさておいて、過去に戻れる喫茶店という設定が新鮮だし、この人、泣かせるツボよくわかってらっしゃる。

  • あの時、たった一言、言ったか言わなかったか、聞いたか聞かなかったかで変わってしまう相手との心の距離間。コーヒーが冷めてしまえば終わりという切迫感を大事な時に思い出して、勇気をもって伝えたいと思った。

  • タイムスリップできる喫茶店が舞台の小説。会えない家族に会うために過去か未来に行く。泣ける内容。久しぶりに一気に読めた小説。

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著者プロフィール

川口 俊和(かわぐち としかず)
大阪府茨木市出身。1971年生まれ。元・劇団音速かたつむり脚本家兼演出家。代表作は「COUPLE」「夕焼けの唄」「family time」等。本作の元となった舞台、1110プロヂュース公演「コーヒーが冷めないうちに」で、第10回杉並演劇祭大賞を受賞。『コーヒーが冷めないうちに』で小説家デビュー。続編として『この嘘がばれないうちに』が刊行され、最新刊『思い出が消えないうちに』も2018年9月19日に発売。
『コーヒーが冷めないうちに』はヒット作となり本屋大賞にもノミネート。映画化され2018年9月21日に公開。

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