何者(新潮文庫) [Kindle]

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  • 2018/12/23

  • いろんな「者」がいて、人それぞれな群像劇なのかなーくらいの軽い気持ちで読み進めていったら、直木賞がそんな程度のものなわけがなく。
    何者かになろうとして、各々のプライドと戦ったり目を背けたり暴かれたり向き合わされたり。そんなもがく登場人物たちに、自分にもそんなカッコ悪いプライドを持ってる一面があるよなぁと思わされ、考えさせられる。

    そしてSNSの裏アカとか。現代感あるなぁと。自分を表現する場所がありすぎて、見てもらえる可能性も広がってる一方で隠すこともできるからこそ、より多様な自分の顔が出てくるのかなぁ。そして、出したくなかったり出すべきでない裏の顔もつい見てもらいたくなってしまうのかなぁ。自己顕示欲とか、認めてもらいたい欲求とかを出す場所がどんどん変化しているのかなぁ。

    就活という、日本で生活していたらほとんど初めて自分を見つめ直したり曝け出したりする必要が出てくる時期だからこそ、何者であるかを考える経験ってあったなぁと。
    そして結局、自分をそのまま丸ごと受け入れて、そこを起点に上っていくしかないのだなと!僕の場合は社会人になる前に気づききれずに、まだまだくすぶっているけど。

    ・・・みたいなことを書くのは、少しだけ隆良っぽいな。笑

  • 就活の懐かしさ。
    就活することの違和感やら、互いに距離を探る感じがリアル。
    後半の裏アカバレのあたりは苦しい。

  • 前半はフムフムそうなのねとまずまず面白く読んでいたのだけれど、後半はつらくなってしまった。”イタさ”に。

  • 就活とかした事ないから、こういうの楽しい。

  • ずっと読もうと思ってた直木賞受賞の小説。読む前から大体の展開は読めてたけど後半飽きずに読めた。現代の行動様式と心の闇の部分を上手く捉えた現代小説ですね。

  • 一気読みしました。
    朝井リョウさんはすごい。
    そこまで言葉にする?言葉の表現が的確で、
    あるある!こうゆうことって思います。
    あまりにも的確で痛いぐらい。

    私は、公務員なので就活はしていませんが、
    就活が終わってから読むのがオススメです。

  • 就活/SNS/みんな見栄っ張り

    興味深くもあり、同感もできて面白かった

  • 朝井リョウさんは初めてでしたが、スルスル読めて面白かったです!なるほど、誰もが「何者」かになりたがっている。確かに自分が「何者」かになることによって、自分の基盤が確立される、ある種の安心感を得られるのだと思う。最後で、あーそうだったのか!というオチも待ってますし、読後感がさわやかでした。ただ内容が就活や将来のことに及ぶので、苦い就活の思い出が蘇ってきましたね。ツイッターであぶり出す形が面白く、いるいるこういう人、となりました。

  • 人間関係の生々しさが忠実に描かれているなと感じた。SNS社会ならではの生きづらさに共感しました。

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著者プロフィール

朝井 リョウ(あさい りょう)
1989年、岐阜県生まれの小説家。本名は佐々井遼。早稲田大学文化構想学部卒業。
大学在学中の2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー、後年映画化された。
大学では堀江敏幸のゼミに所属し、卒論で『星やどりの声』を執筆。2013年『何者』で第148回直木賞を受賞。直木賞史上初の平成生まれの受賞者であり、男性受賞者としては最年少。『世界地図の下書き』で、第29回坪田譲治文学賞受賞。
その他代表作に『少女は卒業しない』、映画化された『何者』がある。

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