MONUMENT あるいは自分自身の怪物 (ダッシュエックス文庫DIGITAL) [Kindle]

  • 集英社
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感想・レビュー・書評

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  • いかにも中二的な話だった。
    学生時代に読めばまた印象も違うのだろう。

  • 『テルミー』の著者の作品。タイム・トラベルもののSFのような、ファンタジーのような。
    主人公はボリス・カルノフ(17?)。ソ連で洗脳され、共産主義者のスパイとして反動分子を始末してきた過酷な過去をもつ。彼が、一億人に一人といわれる賢者の魔力資質を持った魔術師で、世界最高の魔法学府であるピラミス魔法学院の理事長代理代行の千種トウコ(17)を、影ながら護衛するという依頼を受けて、ピラミス魔法学院に潜入する。ピラミス魔法学院は、ピラミス島にあり、その地下にはモニュメントと呼ばれる、500万年前の古代魔法文明の遺跡がある。ボリスは、自然にトウコに近づくため、トウコの妹で新たにピラミス魔法学院に入学することになった千種ナナコ(15)に偶然を装い接触する。トウコの友人で強力な炎の魔法を使うルネ・フレミング、黒い霧を攻防に用いる超一流の魔術師で、常に黒一色の衣装に身を包むピラミス魔法学院の理事長代理ヴィオレッタ・ウォルトンを加え、主人公をピラミス島に招いた謎の人物とその目的を明らかにしようというのが、基本的なストーリー。
    色々面白そうな人物が登場するが、盛り込み過ぎで、十分に消化できないうちに終わった感じ。著者自身は「素晴らしい本を書き上げたと確信している」と自画自賛しているが、『テルミー』の方が良かった。

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著者プロフィール

小説家。『テルミー』『超人間・岩村』(いずれも集英社刊)等々、著書多数。

「2023年 『無限の住人~幕末ノ章~(8)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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