戦後入門 (ちくま新書) [Kindle]

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  • 筑摩書房
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感想・レビュー・書評

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  • 高校生くらいの人にも読んで欲しいとあとがきに書いてあった。そういう本が一番いい。

  • 「長かった」。。この本を読んでの感想です。量的にももちろんそうなのですが、書いてある内容も深く、しっかりと読んで付き合わせていただいたという気持ちです。
    あの戦争とはなんだったのか。第二次世界大戦の前と後で何が変わったのか。それを知るにはその前の大戦から知る必要があり、その処理が次の大戦をどのように引き起こしたのか。それを受けた大国がどのような行動と理念を起こしたのか。そのために何を(原爆)起こしたのか。そして戦後にどのような行動を起こしたのか。
    それぞれの背景など知ることができ、それだけでも素晴らしい本だと思います。そこからさらに、著者として現在の政権の方針などに対して、また私たち日本人に対して、何をしなければからないのかを情熱を込めて述べられています。その熱意を知るために、この分厚さは必要だったと思います。
    戦争など自分とは全く関係ない、神話の世界のことに感じていましたが、そうではない、戦後はまだ終わっていない。そのことも実感できました。

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著者プロフィール

文芸評論家・早稲田大学名誉教授

「2021年 『9条の戦後史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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