- Amazon.co.jp ・電子書籍 (202ページ)
感想・レビュー・書評
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道真は、図らずも藤原の闇の顔に近づいていませんか?ハラハラですね。業平とも仲直りが出来たし、宣来子も活躍しそうな予感。ますます面白くなりそうです。
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やはり平安のバディものというと夢枕獏さんの『陰陽師』を彷彿とさせるけれど、絵柄の関係かちょっとこちらは泥くさいですね。人間関係もドロドロしているし…。
吉夢を買うお話が出てきた。そういうところは平安時代だなぁ…と。
北条政子さんも妹の吉夢を買って頼朝さんと結婚したという話が紹介されていて、そういうところは面白いな。 -
この巻も白梅ちゃんがいい味だしていて業平のダメダメぶりもあったり道真が自分に気づいてはずかしがったりと面白い逸話が続きながらも背後に何か大きな陰謀みたいのがうねっている感じがしてよい。
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伴中庸が出てきた。この性格の人物がどうやって作品タイトルの事件にまで至るのか、興味深い。
史実に大まかには忠実なので、結末が先に提示される倒叙ミステリー感がある。 -
業平様、のっけからひどい目にあう4巻。業平様にとって「説明の付かぬこと」でも道真殿には「物事には全部ちゃんと原因があるんです」。皆が皆、道真殿のように原因があり、説明を追求するのであれば違う時代があったのかもしれない。一方で、祟りや障りや呪いですませてしまえば儲かる人と人心を意のままに操れると思いついた人が少なからずいるわけで、時代は変われど、結局のところ、カラクリは変わらないし、人は愚かでも賢くもある。個人的に伴善男のエピソードにぐっときた。
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在原業平は道真にすごく期待をしていて、反藤原の有力者たちとの顔合わせの席を用意するが、貴族的な価値観に馴染まない道真は反発し、喧嘩別れに終わる。
宜来子の父親は何をさせられているんだ?
白梅の昔の同僚が再登場して、その同僚の現在の主を道真が救う。
白梅はかわいい。この話で菅原道真の生涯のどこまでが描かれるかわからないけれど、この子は九州まで付いていくのかな?
その前に結婚して、務めを下がっているかもしれない…でも、「梅」の名前を付けられた子が菅原道真と何もないとは思えないんだよね…でも何かあったら宜来子がかわいそう。
ラストの大納言とタツのエピソードが好きだ。 -
第十七話 京にて塩焼きの宴を催す事
道真があとに関わることになる人物たちとの出会いが描かれています。それは伴善男の嫡男中庸や源融など反藤原勢力の当主たちの集まりであったのですが、業平が催したこの宴で、彼が道真に見せたかったものとは何だったのでしょうか。 -
基経が何か企んでいる。
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うん、今回も面白かった!百鬼夜行の謎、藤原の闇がここからそろそろ見えてきそう。
佐渡の話はよかったな。伴善男の語り口はもはや、懐かしさというより佐渡の女に恋をしているみたいで。