天冥の標Ⅸ ヒトであるヒトとないヒトと PART1 (ハヤカワ文庫JA) [Kindle]

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  • ゲルトールトとスダカのコンビが息ぴったりで良い。次第に素直になっていくユレインが微笑ましい(決して根っからの嫌な奴じゃないのよね)。ラゴスが語った真相に、Ⅶ巻から続く謎がようやく解けた。アクリラの健在ぶりが嬉しい。旅を通じて生まれたイサリと仲間達との絆に胸を打たれる。Ⅳ巻の内容がまだつながってくることに驚く。断章で明かされる現状の凄まじさと壮大さにゾクゾクした(この断章がめちゃめちゃ好き。たまらん)。植民地の種明かしだけでも驚きだったのに、そこからさらに広げてくるとは! ワクワクが止まらない。

著者プロフィール

’75年岐阜県生まれ。’96年、河出智紀名義『まずは一報ポプラパレスより』でデビュー。’04年『第六大陸』で、’14年『コロロギ岳から木星トロヤへ』で星雲賞日本長編部門、’06年「漂った男」で、’11年「アリスマ王の愛した魔物」で星雲賞日本短編部門、’20年『天冥の標』で日本SF大賞を受賞。最新作は『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2』。

「2022年 『ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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