内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える (講談社+α文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 内向型、外向型の2分法は、アメリカ社会ではそういう見方が支配的だけど、心理学的にはいろいろ大雑把すぎるんじゃないかと思ってたら、最後のほうのページで言い訳のようなことが書いてあった。やっぱりここは渡邊芳之先生の本を読んだりすべきだろうか。

  • 内向型人間…自分の事!と思って読んだ。外向型も内向型もそれぞれ良さがある。内向型は無理して外向型になる必要はない。自分らしくいるための考え方のヒントがいくつかあり、それがためになった。

  • 内向型人間であっても、仕事で活躍することができるのは内向型人間にとっては朗報である。
    世界、特にアメリカにおいて、外向型人間である事の方が重要視されてきているが、実は2分の1から3分の1は内向型人間である研究結果には驚きだ。
    そのような人でもわかりやすい評価を得るために、外向型人間のように装っているため、アメリカ人は外向型と言う印象が強い。

    本書では、内向型人間の方がより社会で活躍できると説いている。そして今までの世界に影響を与えた政治家や経営者の具体例も豊富で非常にわかりやすい。

    また内向型、外向型は、先天的な部分も非常に大きい。もちろん、後天的に身につけることも可能ではあるが、先天的な自分の資質を理解し、自分の心地良いスポットを見つけることが重要である。

    とは言え、自分が内向型なのか外向型なのか、必ずしも2つに分かれるものではない。約40%の人は、内向型と外向型の間に位置すると言われており、私自身もそこに分類されると感じる。

    あまりにも1人で何かを空想したり没頭したりできるわけでもないし、それが心地良いものでもない。ただあまりにも人前でファシリテーションや意見を述べる場に入ると疲れてしまう。
    このような中庸的なタイプの人間はあまりこの本書で言われている人間には属さないし、むしろこのように両極にいる人間はそれだけで凄いのではないかと思う。
    人間大多数が中庸なためその中庸であることを活かした考え方をしていくことが大事である。

    ====
    ジャンル
    自己啓発・マインド サイエンス リベラルアーツ
    出版社
    講談社 出版社ページへ
    定価
    1,012円(税込)
    出版日
    2015年12月17日

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    flier要約
    https://www.flierinc.com/summary/3216

  • 副題「内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える」は、誇大広告。

    米国では外向型である事が当然の様に求められていて、標準的日本人は完全に内向型に分類されてしまう。常に明るく、目を大きく開いて、しっかりと握手。大きな声でハッキリと話し、人前では臆す事なく自分の考えを表現出来る事が当たり前とされる。

    この本では、内向型人間が持つ力に気付き、彼らを活かすためにはどうすれば良いのかについて述べているのだが、1億総内向型人間である日本で育った我々にとっては敢えて説明されなくても…っと思ってしまうのです……

  • 自分は内向型だと胸を張ることができる。

  • 内向型についてもっと詳しくなりたくて読んでみた。これで内向型関連の本は2冊目。
    あらゆる事例を元に内向型について紹介されているため理解しやすかった。ただ、自分には日本語訳したものはなんだか読みづらい…この本が悪いのではなく、自分に苦手意識がある感じ。

  • 自身の性格は一つの性格に過ぎないということが能力的な見地からも書いてある本。自信を取り戻すことができた。また読みたい

  • 自分は内向型だと思われるが、少し前向きに偽外交型になる勇気が湧いた。
    だけど多くのリスクを考えてしまうのは悪い癖だ。

  • マッチョ(筋肉ムキムキって意味じゃないよ)が国民の理想とされるアメリカ社会だが、意外にネクラな人は多いとも聞く。この本がベストセラーになったのはそうしたサイレントマジョリティーの後押しがあったのではとひそかに想像する。

    続きはブログで
    https://syousanokioku.at.webry.info/201903/article_5.html

  • 内向型人間について、非常に詳しく掘り下げられている。
    外向型と内向型の違いは外部からの刺激に対する感受性の強さの違いであるというのがとても腑に落ちた。
    私自身は典型的な内向型で、読み進める上で様々な事柄に説明がつけられる感じがして新鮮だった。
    読んでいるうちに、「外向型の思考回路」も知りたくなった。外向型の人たちはものごとを同じように受け止めているのに、対応がうまいものだと何となく思っていた(優劣だと思っていた)が、そもそも受け取り方や感じ方が異なっていたというところが興味深かった。

    例えば唾液の分泌量が多かったり、怒ると先に涙が出てきてしまったり、刺激に対して反応が大きいのもこの性質によるものかもしれない。
    物事はそう単純ではないので、何でもかんでもこれで説明してしまうのはよくないと思いつつ、科学的に、実験を根拠に人間の生体として説明がつくのは非常に安心感がある。

    特に、傷つきやすさですらこの「敏感さ」が関係しているという記述は、自分のことを「ちょっとしたことを気にしすぎ」とマイナスに捉えていたのだが、この性質を持つ人間の特徴であることがわかり少し嬉しさすらあった。

  • 僕の読書の目的は、知見を得ることか敵の考え方を知ること。でも、そればかりだと疲れてしまう。たまには「ですよねーですよねー」って読書をしたい。本書はそんな気持ちで手に取りました。

  • 著者のいちばん言いたいことは「終章」に集約されている気がします。ここだけは、内向型の人も、外向型の人も、一読してほしいと思います。特に、外向型の人が、内向型の人を理解する助けになるんじゃないかと思いました。

    私は内向型を自認しているので、本書に出てくる人々の気持ちに共感するところが多かったです。それだけに、少々読み進めるのが辛かったところもあり、そのため☆1つ減らしました。

  • 職場でも外向型であることー周りに対して積極的に意見を述べ周囲に影響を及ぼすことーを求められ、自分としてもその期待に応えようとしてもがくものの、やはりうまくいかないと思い手に取った本。環境でなく産まれ持った性質であること、内向的であっても、自身が本当に望むことであれば外向的に振る舞えることという点に感銘を受けた。自身が望むことを探る観点としては、以下の3つがあげられている。要確認。子供の頃に大好きだったこと、どんな仕事に興味があるか、何にうらやましいと思うか。

  • TEDで公開されている内向型の重要性を説明する本。
    ビル・ゲイツやアインシュタインなどの著名人も内向型人間であり、それがゆえに、今日の成功を収めていると説く。本書執筆に7年の歳月を要しており、人口の2分の1から3分の1は内向型人間である、学校教育が内向型人間向けには設計されていない等、いろいろな研究結果が引用されている。

    集団や組織、制度を考えるときに参考にしたい本。面白かった。
    原書タイトルであるQuietをもとに、日本語版の書籍を探すのが少し手間。

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著者プロフィール

プリンストン大学卒業、ハーバード大学ロースクール修了。ウォール街の弁護士を経て、ライターに転身。『ニューヨーク・タイムズ』『ウォールストリート・ジャーナル』紙、『アトランティック』誌などに寄稿するほか、企業や大学などでコミュニケーション・交渉術の講師を務める。TED2012の”The power of introverts”と題された講演は2500万回以上インターネットで視聴され、ビル・ゲイツお気に入りの講演の一つとして紹介されている。本書は1作目の著書で、すでに40言語に翻訳され、アメリカでミリオンセラーとなった。

「2020年 『内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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