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- Amazon.co.jp ・雑誌 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 4910159230363
感想・レビュー・書評
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アーティストの村上慧さんが、発泡スチロールで自作した家をせおって歩き、移住している。
風貌は家から脚が出た家人間のよう。
え、なにこれ、何でこんなこと…と大人の私が不審がる。
一方で、なにこれ、楽しそう!と子どもの私がワクワクし出す。
絵本では自然に、当たり前のように、この発想や方法を紹介しはじめる。
たくさんのふしぎシリーズはそんなところが好き。
家の構図、材料、持ち物の図示から
土地を探し、トイレやお風呂の探し方の指南まで
家をせおった歩き方が丁寧に説明されている。
お寺の脇、一軒家の駐車場、トラック、フェリー…
様々な所に家を置く。
後半は全国を巡って家を置いた場所の写真がずらり。
地元が映っていると嬉しい。
東日本大震災の被災地、大船渡のことも。
小学2年生の男の子が刺激を受けて、自分の家を作ってやってきた、というエピソードにほっこり。
どの土地も誰かの故郷、みんな違う故郷にいるけれど、ともに生きていけると思う、と感じた著者の締めくくりの言葉が心に残る。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
発砲スチロールの家を担いで歩く村上さんの旅。楽しい!超楽しい!付録の模型も作りました。