昨夜のカレー、明日のパン (河出文庫) [Kindle]

著者 :
  • 河出書房新社
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レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (199ページ)

感想・レビュー・書評

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  • タイトル買い。
    ほんわかした連作短編、ほわほわしてとてもよかった。
    解説読んで、なんでほわほわするのかが、あーなるほどねと。
    こういう人の関係とかつながりとかもあるんだなあと、
    こういう生きる力もあるんだなあと、思った。

  • 評判が良かったのと、題名にひかれて暇つぶしに読みはじめました。ところが、夢中になってしまい、しかも、読んでいる間、幸福な気分になりました。

    19歳で結婚し、21歳で未亡人となってしまった28歳のテツコさんは、今も義父(テツコさんからはギフと呼ばれています)と同じ屋根の下で暮らしています。本書は、その2人と取り巻く人々を題材とした連作小説のようなもの。生きている人、死んでしまった人の物語が、非時系列的に綴られてゆきます。例えば、最初の物語は、笑うことが出来ない「ムムム」という女性の物語ですが、以降の物語でこの人物が、テツコさんにどういう影響を与えるのかが明らかになります。「あぁ、そういうことだったんだ」と思えるシーンが、この本では豊富であり、読書の快感が得られました。

    この作品は再生の物語。しかし、御涙頂戴的なところはなく、思い出して微笑んでしまうような作品です。ギフと山ガールとの登山の話、ギフとテツコさんとその彼氏とのやりとり、また名人芸としか言いようのない小道具の使い方。今、読む本のない方は、まずはこの本を手に取ってくださいの★★★★★。

  • いい本なのに、読み終えるまで、
    ずいぶん時間がかかった。

    それぞれの話で、今だったり、過去だったり。
    死んじゃったひとも今を生きてて、
    なんだか嬉しかった。みんな、繋がってる。

    ずーっと今のままで。変わりたくない。
    でも、そんな今も変わってきたものなんだよね。

    悲しい思いをしたから、より感じる。

    幸せって、ほんと思いようかもしれない。
    幸せなひとはきっといつでも幸せなんだろう。

  • ずーっと気になってた本。やっと読めた。わたしの大好きな暖かい人たちをめぐるお話です。小さな事件が淡々と描かれる、人によっては退屈で人によっては平和な気持ちになる本かな。ギフとテツコが暮らす古いお家でわたしも暮らしを営んでみたい。

  • 野ブタの人だったんだね。
    結構好きな作風。
    ほのぼのするし、家の雰囲気が思い描ける。
    ギフも好き。可愛くて。

  • 流して読んだから、良さがわからなかった。

  • 大切な人の死を徐々に受け入れる様子をほんわか風味で描いた作品。息抜きに読むのにちょうど良い。それにしても親も妻も子供も先に亡くすギフの運命やばいなあ。

  • 最初はうーんという感じでしたが、読み進めるうちにだんだん面白くなってきて楽しく読めました。なんだかやさしい気持ちになれます。

  • この本は、人の背中を押してくれる本かも。

    読みやすい文章や、個性のあるキャラ達など、入り口は入りやすいのに内容は深かった。

    家族のこと、生きるということ、死ぬということ。

    タイトルの意味がわかる一樹って話はボーイミーツガールって感じで良かった。ギフとテツコの関係性絶妙。そこに岩井が入っていくんだろうな。岩井さんも面白くていい人そう。飽きなさそう。一樹も素敵そうだけど。
    雪だるまのキーホルダーの顛末好き。

  • 穏やかで優しくて、そして美しい物語たちでした。何気ない文章が胸に響いて、涙が溢れてしまう、ということが何度もありました。自分はこんな風には生きられない、と思うから余計に愛しいのかもしれません。

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著者プロフィール

木皿 泉(きざら いずみ)
日本の脚本家・作家で、和泉 務(いずみ つとむ)と妻鹿 年季子(めが ときこ)夫妻2人の共同ペンネーム。
『やっぱり猫が好き』から2人共作となり活動を続けている。『すいか』『野ブタ。をプロデュース』、『セクシーボイスアンドロボ』『Q10』などのテレビドラマの優れた脚本家として知られる一方、2013年に9年越しで書かれた初小説『昨夜のカレー、明日のパン』が極めて高い評価を受け、第11回本屋大賞(第2位)、第27回山本周五郎賞の候補に選出。自身の脚本によってドラマ化もされた代表作となる。
小説第二作目、最新刊として2018年4月刊行、『さざなみのよる』がある。

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