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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (180ページ)
感想・レビュー・書評
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エッセイ、カレー沢薫のオタク男子版みたいな感じ。
漫画同様率直な内容で面白かった。
マンガ家になる方法など秀逸。
感覚中心で、それについて大げさぶらないのもいいし、描写や形容がうまい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者の漫画の面白さは「妻」ちゃんの天真爛漫な言動だけでなく、それを見守る著者の眼差しにあるとは前々から感じていた。本作は著者の面白さそのものが前面に出ており、より密度の高い福満節に酔うことができる。
口ごもりながら言葉をつなげてゆく口語はとてもリアルで、現代の田中小実昌といってよいと思う。著者はこのようにして頭の中でモノを考えていゆのだろう。森見登美彦的な高学歴オタク特有な汗と口臭がにおってくるような早口の饒舌とはまた違った、心地よく楽しいリズムがある。
赤裸々に私生活を公開する著者の最大のコンプレックスは女性経験の貧困さなのだろうか。だとしたら、とてもよくわかる。あれはつらいよねー。
やはり一番面白いのは最大のコンプレックス絡みの話で、セルフフェラからフェラ願望の下りは声を出して笑った。
著者の著作はほとんど読んでいて、気づいたら熱心なファンだったよ俺。
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