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- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4532318410517
感想・レビュー・書評
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こうした凄惨なものを撮らせたらさすがの韓国映画です。惚れ惚れ。
海外の映画といってもどこか日本映画と同じ湿気を持っているので、日本映画の延長上に見てしまう。いつも日本映画よりスゴイなぁと思う。
裏社会に拾われたコインロッカーベイビーが成長して非情な金貸し業になり人殺しもいとわない。そこに優しい男が現れその切っ先が逆を向くというあたりはよくあるパターンなんだが、最後は復讐劇で終わるのかと思ったらそう来たのかというオチでうまくまとめてる。
殺戮の場面が迫力がある。最初の取り立てて灰皿で殴られるシーンがあるのだが、ただ殴るんじゃなくて痰を灰皿に落として殴る。こういうディテイルがうまい。
知的障害の男が「角膜いくら」とか言いながら迫ってくるシーンとか、歯向かったきた男を殺し、片目は怪我しているので、「手術(死体解体のこと)お願い。角膜は一つ」と言うところなんて笑っていいのどうか。
子どもが一瞬で大人になる時のシーンや、かわいい服を来て、上はジャンバーという半分の自由を表現する服装の設定など随所にひらめきを感じる。監督はこれがデビューというのだから韓国映画の層の厚いこと。詳細をみるコメント0件をすべて表示