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感想・レビュー・書評
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守り人シリーズ第三弾。
今回は「夢」がテーマで、バルサの親友タンダとその師匠のトロガイがメインで進行します。
途中主人公のバルサと夢に侵されてるタンダと闘うシーンはハラハラドキドキしました。
一気読みです。
ファンタジーものですが、わかりやすい平易な文章なのに内容も深く大人でも楽しめる作品です。
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夢の中での戦い、、、目覚めないかも、、、
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夢(夜の力)と現実(昼の力)を知りその狭間に立つ呪術師(夢の守り人)が活躍していた。
夢のようにふわふわとしたファンタジー色の強い話だったように思う。 -
一気読み。タンダが心配でやめれなかった。
トロガイの若い頃やトロガイになるまでの背景が描かれていて、人物像の肉付けが細やかだなと恐れ入りました。
夢の世界に誘われて、現実に戻らない、戻りたくない人たちのことが描いてあったので、おのずと生命観や死生観が語られるが、それが深いのに簡単な言葉でスッと心に入ってくる。
ドラマにはないストーリーだったけど、ドラマでは書かれなかった皇太子の死のその後も書いてあり、母親としては納得。
読んでいて本当に良い花の匂いがしてきそうでした。 -
前々から読みたかったのにKindle版がいつまで経っても出ないので、しびれをきらして図書館で借りて読んだ。
目覚めなくなってしまった人たちを救うべく、バルサの幼馴染・タンダが夢の中へ向かうお話。
- 追記 -
そしてついに出たKindle版を買って久しい今やっと登録(笑)。 -
守り人シリーズの三巻目では、バルサの幼なじみのタンダが異界の〈花〉に魂を奪われてしまい、バルサが彼を救うために奮闘します。
そんな本書のポイントは、夢を守るというテーマが深く描かれていることです。夢って、人の心の奥底にあるものですよね。しかしタンダは、異界の〈花〉に魂を奪われて、自分の夢や記憶を失ってしまい、それが彼にとって大きな気づきになるんですね。バルサも、タンダを救うために自分の夢や恐れと向き合います。守るって行為も、ただの責任や義務ではなく、本作では愛情や選択として描かれています。
本書を読んでみて、私は特に、バルサとタンダの関係が心に響きました。二人は幼い頃から一緒に育ち、互いに信頼し合ってきました。しかし、タンダが危機に陥った時、バルサは初めて自分の愛情を自覚し、タンダに対して積極的になるんです。二人の関係は、恋愛だけじゃなくて、友情や家族みたいな深い絆で結ばれています。それは、二人の会話や表情、仕草に、互いへの思いやりや愛情が溢れている描写からありありと伝わってくるんです。
その意味で、この物語の核心は、「人と人との絆」じゃないかとも思えました。そんな、友情や家族としても深く結ばれた二人の関係も物語に深みを与えてくれます。
本書はただのファンタジーではなく、人間の心や社会の問題を深く掘り下げた作品でもあります。バルサとタンダの関係を中心に、登場人物たちの感情や成長がリアルに描かれていて、心理描写が豊かな作品が好きな人には、特におすすめです。 -
なんという壮大な話
いつも単純な正義と悪の話ではなく、人生のどいしようもない人間としての感情の機微を見せてくれる小説。
続きも読んでいく。 -
この人は小説家では無いのだなぁ
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上橋菜穂子の『守り人』シリーズ。
第2作まで読んだ勢いのまま、この第3作も読むことにしました。
物語は、山中で休んでいた女用心棒、バルサが、追う者、追われる者の騒動に巻き込まれるシーンから始まります。
追われていた男を助けたバルサは、その男と行動を共にします。
それと並行するように、バルサの周りでは不可解な出来事が続きます。
それは、眠ってしまい、起きなくなってしまう人が相次いだこと。
その騒動に対峙する、バルサと仲間の活躍、事件の謎解きが、本書の味わいどころかと思います。
それと並行して今回の作品でも、さまざまなことを考えさせてもらいました。
・世界はひとつなのか、目の前で起こっていることだけが、事実なのか
・寝ていることと死んだこととの違いは何か
・何を基準に、自分が進む道を決めるか
第1作でバルサが守った皇子、チャグムが再登場するのも、本書の楽しみの一つ。
このシリーズはまだまだ、作品があるようなので、味わいながら読み進めていきたいと思います。
『守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人』
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/B019IJRR54
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