ビッグバンとインフレーション: 世界一短い最新宇宙論入門 (Kindle Single) [Kindle]

  • 2016年1月27日発売
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みんなの感想まとめ

宇宙の起源や構造についての最新の知見を簡潔に解説した本書は、ビッグバンからインフレーション、さらには多次元宇宙に至るまで、魅力的なテーマを取り扱っています。読者は標準宇宙モデルやダークエネルギーの概念...

感想・レビュー・書評

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  • ビッグバンとインフレーションに関する凝縮された解説書。ところどころに訳者の少しおせっかいな訳注が入るが、それもまたよしとすべきだろう。宇宙の始まりについて最新の理論も含めて頭の整理をざっとしたいというときには最適な本。先日読んだ『宇宙背景放射──「ビッグバン以前」の痕跡を探る』で取り上げられたBICEP2やBモード偏光の話にも触れられている。インフレーションの証拠探しがやはりこの分野での最大の課題のひとつだということもあらためてわかった。

    最後の「真実はすぐそこにある。さあ、今夜も空を仰ぎ、宇宙を見つめよう」という言葉がこの分野の今の状況を表しているように思える。

    なおインフレーション理論については、アラン・グースが提唱者として挙げられるが、そのとき日本人はこの訳者も含めて佐藤勝彦氏もほぼ同時期に同じ構想を得て発表している、と補足することが多い。それにしても海外の本ではほとんど佐藤氏の名前が挙げられないのはどういう理由があってのことだろうか。発見後のフォローが下手だったのか、やはりそこには理論的な深みや正確さに差があったのだろうか。

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    『宇宙背景放射──「ビッグバン以前」の痕跡を探る』のレビュー
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4087208079

  • Kindle本。翻訳はなんと『ムジカ・マキーナ』『カラマーゾフの妹』の高野史緒先生。

    (以下、本文より抜粋↓)
    時空の曲率はほぼゼロで、宇宙は5%がバリオン物質(光を発する天体だけではなく、塵やガスも含む)、27%前後が冷たいダークマター、そして68%が今や「ダークエネルギー」として知られるラムダ場でできている。これが現在、「標準宇宙モデル」、あるいは「Λ‐CDMモデル(Lambda cold dark matter model…冷たい暗黒物質とΛ項を有する宇宙モデル)」として知られるものだ。
    ビッグバンの起源には、やはり何らかのインフレーション的膨張があったのだ。宇宙の平坦性が確認されたことが、その決定的な証拠だ。

    カオス的モデルは、今のところインフレーション理論の究極型であろうと思われる。スタンダードなビッグバン宇宙論は、「特異点以前に何があったのか?」という重大な問いに答えることができなかった。よく言われることだが、「以前」という言葉自体が無意味だ、なぜなら時間自体が特異点の後にできたものだから、ということもできるだろう。しかし、カオス的インフレーションは、宇宙は何らかの「時空の前存在」の量子的ゆらぎから発生し、それと同じ過程で私たちの宇宙からまた新たにインフレーションする空間が生み出されるということを教えてくれた。つまり、私たちの宇宙から新たな宇宙が芽吹き、私たちの宇宙もほかの宇宙から芽生えたということだ。その過程には始まりもなく、そして終わりもないのだ。

  • ビッグバンから多次元宇宙まで、短くわかりやすくまとまってます。わかったような気になるけど実際はさっぱりですが。

    日本語版の特徴は訳者による注釈が多くて本来の5%増しくらいの長さになっていることだと思います。

  • インフレーションからマルチヴァースまで最新の宇宙論の現状を知ることができる。もちろん、理解することとは別だが。

  • おもしろい。短いところが良い。

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