警視庁心理捜査官　KEEP OUT II　現着 (徳間文庫) [Kindle]

著者 : 黒崎視音

• 徳間書店 (2016年2月5日発売)

感想・レビュー・書評

[teshiigogoさんの感想 · 2020年7月20日]

シリーズの中でも傑作です。本シリーズに登場するオールスターキャストをプロットに無理なく配し、その個性をもってストーリーを盛り上げる。しかも、前半は吉村爽子、後半は柳原明日香と主人公を引き継がせる強かさ、舌を巻きます。是非、前作までのシリーズを読まれた方がよいかと。事件は八王子管内で発生した刺殺事件から端を発し、夏の茹だるような暑さの中、捜査本部の捜査方針に疑問を抱いた吉村爽子の推理から圧倒的な展開を持って終盤に向かいます。お勧め

[yaiyai35さんの感想 · 2017年1月11日]

警視庁心理捜査官の続編
九つの短編
警視庁心理捜査官はまだ読んでいないが
特に問題なく読めた

一つ一つの話が短いので、少し薄い印象
暇つぶしに一編ずつ読むにはいいかも

著者プロフィール

岡山県在住。『警視庁心理捜査官』で鮮烈デビュー。この作品は人気TVドラマとしてシリーズ化された。吉村爽子と柳原明日香という女性捜査官二人を主人公とする「心理捜査官シリーズ」は好評を博し、その続篇も読者に熱狂を持って迎えられている。警視庁特殊部隊を描く「六機の特殊シリーズ」も、組織や装備などのリアルな描写と作品内で展開される戦略の緻密さが凄いと評判になり多くの読者を獲得した。この２シリーズで警察小説の書き手として不動の地位を築いたが、近著はなんと時代物！　幕末の世を疾風のように通り過ぎた美少女剣士の物語、『緋色の華　新徴組おんな組士 中沢琴』。新境地を開いたのち、次にいかなる作品を引っ提げて打って出てくるのか、固唾を飲んで待たれている現況である。

「2023年 『交戦規則　ＲＯＥ　〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」