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- / ISBN・EAN: 4988013533585
感想・レビュー・書評
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突然始まった死者と隣り合わせの幸せな日常。
そんな日常は、幸運であやういバランスの中にある。
全てを捨てて命を断つと手に届くのかもしれない、近くて遠い距離感。
彼女は死者を取り巻く固執と後悔の物語に触れながら、彼と再び別れることを意識している。
体を重ねるのは旅立ちに向けた儀式のようなものと分かってはいても、その後にある突然の静かな別れは、ただ悲しく見る者の心を打つ。
美しい映像と音楽で描かれたホラー的リアリティの欠如した自然体な死者の描写とリアルな日常の風景には、悲しさを包み込んで乗り越える力があるのかもしれない。
そんな力をもらえる映画です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
不思議な雰囲気の、よくわからない映画。
見る時によって評価も変わってきそうなタイプの作品。
しかしよくわからない。
セリフが多少文語的な感もある。
出てくる場所はどこも、行ってみたいと思えるところばかりでした。 -
もはや演技かどうかもわからない浅野忠信の自然体が際立つ。
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時間があれば
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不思議なというか、よく分かるようで分からない映画だったかも。映像化するには難しい原作かも。その分、監督の物語に対する捉え方や主観が大いに出た作品かもしれない。
W主演の深津絵里と浅野忠信。どちらが突出する事もなく、うまくかみ合い溶け込んでいる。この二人だからこそ、映画になった。
映画を観た後で、原作も読んでみたくなりました。そして、色々と考えたり、思ったりする。原作の方が楽しめるような気がしました。 -
BSプレミアムにて。なんともつかみどころのないファンタジー。現世に未練を残す死人が姿を現すのはまだいいとして、じゃなんでまた浅野忠信が自殺したのかがさっぱりわからず。
ちなみに、浅野忠信はあまりセリフがうまくないので、実はこういうファンタジー風の作品のほうが合っているのかも。 -
三年前に失踪した死者の夫が、ある日突然、妻のもとに戻ってくる。そして、二人の旅は始まる。独特な空気感と世界観をもつ映画。