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- / ISBN・EAN: 4562474172011
感想・レビュー・書評
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カタブツでヘンクツな校長先生と、亡き妻がかわいがっていた一匹の三毛猫。猫が教えてくれる、町と人と、夫婦の愛のお話し。
「映画『先生と迷い猫』公式HP」より
じわじわくる.
何かに一所懸命になると、それを見つけるためにいろんな人との関わりができて、物事が動くようになるんだなぁとじわりと感動する.カタブツでヘンクツな元校長先生が、少しずつ変わっていく様子に、心温かくなる.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
言ってしまえば、野良猫と彼を取り巻く善良な人々の話です。でも、ネコの動きを観ているとホンワカした気分になります。それから、イッセー尾形さんの偏屈で変わり者、ご近所から少し疎まれている老人の演技が、うまいです。亡くした奥さんのことが、いつまでも頭から離れない悲しさに心が痛みます。それと猫たちが溶け込んでいる街の雰囲気が好きです。川・海・神社・狭い道・入り組んだ道。なんだかとても懐かしい。
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生きているものは いつかは必ず死ぬ
残されたものたちは折り合いをつけるのに 必死だ
大切なものを大切だと気づくこと 大切だ -
猫がとにかく可愛い。ドロップさん、美猫。
目の前で猫がぐねぐねなってるのに何も言わない犬も可愛い。
先生が猫を嫌がるの、亡くなった奥さん(もたいまさこさん。素敵)を思い出すから、というのが切なかったです。
でも、奥さんが可愛がってた猫が居なくなったのを一生懸命探して、「もっと可愛がればよかった」って後悔してて…
イッセー尾形さんの先生はかなり偏屈だけどクスリとしてしまう愛らしさがありました。
染谷将太さんの空気感も好きです。
でもわたしも、可愛がりたいならちゃんと飼って責任取れよ、と思う野良猫餌やり反対派なので、嶋田久作さん演じる男性の意見に深く頷きました。 -
山間の小さな町で一人暮らしをする元校長先生。偏屈で理屈っぽくて、町の人たちから敬遠されている。先生の家には毎日決まった時間に1匹の猫がやってきて、奥さんの遺影の前に座る。奥さんが生前「ミー」と名付けて可愛がっていたこのネコは、他にも美容院や雑貨屋さんとも馴染みで、夜にはある女子学生の帰りをバス停で待つのが日課だった。そんなミーがある日町から姿を消す。
てっきり内田百閒の「ノラや」みたいな飄々とした可笑しみのある話かと思ったら、しみじみと暖かくじんわり寂しい、胸が締め付けられるストーリーだった。
がっくりとうなだれる先生の姿に、奥さんに対しても後悔を抱えていることが伺えて悲しい。最後の挨拶に来たミーが「扉を開けてくれ」と鳴く声も切ない。
健気で優しいミーを演じるネコが可愛らしかった。 -
やっぱり坂道とネコの相性はバツグンだ
深川栄洋監督の映画作品によく出てくる「坂道」のロケーションがいつも好きで
この映画でも坂道がいい味だしていて良かった
ヘンクツでガンコで強がりで実は寂しがり屋な老人のイッセー尾形さんのクスっと笑える演技がとても好きだった
ピエール瀧と嶋田久作の、強面だけど実はいい人っていう存在がまた良かった
素直に自然にほっこりできる映画だった -
請求記号:16D114 (館内視聴のみ)
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校長先生のイッセー尾形が最高でした!
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失ってから初めて気付く、けれどそのときには新たな関係が生まれていたりする、校長先生には今度こそ気付いてほしいなあと思いました。
思いの外、猫ではなく先生よりの映画だった。 -
偏屈な田舎の元校長先生。妻を亡くし孤独になっていたが、突然やってきた猫を巡って色々と動き出すことに。
猫ってあちこち顔出して、どこでもそこで飼われてるかのように振舞ってというのがベースとなる映画。校長先生がそこに嫉妬して怒るシーンは笑える。
豪華キャストなんだけど、なんか薄まってしまっている感があるなぁ。猫を軸とするのか、イッセー尾形を軸とするのか、どっちかに絞るべきだったように思う。イッセー尾形が一人芝居してるのって自分の存在が濃すぎて他の軸と共存が難しいからなのかもしれない。