半ば辺りから色々と匂わされてきた伏線が、どんどん色づき始めていって、これが死亡フラグというやつなんですね。
文林と小玉の関係がもどかしいのはいつものこととして、望む方向にもいきそうにないとして、清喜くんの淡い思いとかもあわれな結末を予感させられつつ、なんか今回は地の文はきゃあきゃあいつもどおりだったけど、なーんか重くて暗くて、そこはまあいいとしても、すごく納得がいかないというか消化不良というか、出刃って活躍してるように見えて、実はさっぱり出てないように見えるというか。
もう少し華やかに派手にいくこともできたんじゃないかなというか、こじんまりを感じるというか。
1巻から感じたような気はしていた違和感が大きくなって現れたような気がします。
なんだろう、この違和感。
もっと派手な活躍とか戦闘シーンとかを求めているのか、描写に細かさがほしいのか。
次の文の勢いだけで読ませるにはそろそろ限界があるんじゃないかとか。
結構好きなんですが、そろそろ地固めよりも華やかに飛び立つ方向が見たいです。