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感想・レビュー・書評
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あなたの幸せの一つに、わたしがなれたこと。
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まだ「きみすい」は読んでいません。住野よるさん始めの本。
(今の)自分にスッと入ってきて、それが全然嫌じゃない本でした。
生きるっていろいろあって、決して楽じゃないけど、やっぱり人と関わって生きていくことが幸せなんだ、と、なんかちょっと自分にびっくりするぐらい素直に読めました。また読みたい本です。
ちょうど同じ時期に「みんなの学校」というドキュメンタリー映画を見ました。どちらにも人間に対する「愛」を感じました。それ以外にも、ある二人の方の講演(これは技術的なものですが)を聞いて、そのあまりの違いに、「あぁ、愛のある言葉のなんと心にしみること」と痛感したばかりでした。
これも、誰かが導いてくれたみたいに出会えた本。
いい本に巡り合うと「幸せ」になります。素直に。 -
とても綺麗な話だった。人生とは、幸せとは、について考えさせられた。
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賢いが、それゆえに同級生たちから浮いてしまっている小学生の女の子が主人公。
そんな彼女に友達はおらず、唯一そう呼べるのは以前助けた黒猫だけ。
主人公には放課後黒猫と一緒に行くところがある。ふたつだけ。
「アバズレさん」と呼んでいる若い女性。
いつも優しいおばあちゃん(血縁関係ではない)。
とある日、いつもとは違う方に足を向けるとリストカットの後がたくさんある
女子高生とも出逢い、主人公は彼女のところにも通うようになる。
校外では心を許せる人がいるが相変わらず学校では同級生と衝突し、
絵を描くのが好きな気弱な男の子には、彼を守ろうとやったことで
逆に拒絶されてしまったり。
そんな主人公が「幸せ」についてとことん考えていく中で、少しずつ変わって
いく姿を描く物語となっている。
『君の膵臓を食べたい』のような頁をめくらせる力には欠けていたかなあ。
これからどうなるんだろう?ってわくわくしながら読めるものではない。
小学生の女の子が主人公の割には結構深くて真面目なテーマだったなと。
女子高生との別れの段階で、主人公を見守るほかの人達との関係・行く末にも
想像がついてしまったしね。
まあ、でも、住野さんの今後の著作は読んでいこうかなと思う。
今回は私個人の好みにはまらなかっただけなのかなと。 -
kobo
著者プロフィール
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