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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4562374850101
感想・レビュー・書評
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ここ数ヶ月は映画を観る余裕もなく…
というわけではなく単なる怠慢で、鑑賞後の心のゆとりが足りないためきちんと腰を落ち着けて書けていなかった次第。ここにようやっと再開宣言。
本作はJapan Societyが毎夏がんばってくれている邦画映画祭、JAPAN CUTSの今年度選出作品の一本として鑑賞。上映前の紹介で「Chattyな作品であるがため私自身も一度の鑑賞ではつかみきれなかった所多々あり。」との軽い警鐘をいただいていたがゆえに、若干気合を入れて鑑賞を開始する。
…確かにChatty…、追いつくのが精一杯。
最初は稚拙でかつ頻出するCG映像が気になって仕方なかったのだが、そのChattyなスピードと併せて感じ取っているうちにその全体像がみえてきた。そうだ、本作は「早送り紙芝居」という新ジャンルなのだ。大林宣彦監督作品はまだそんなに観ていないはずと作品群に目をやってみると、「少年ケニヤ」(1984) と「野ゆき山ゆき海べゆき」(1986) が挙がる。「常に実験的作品を撮り続ける監督として有名」という記述に納得の本作品においてもの実験ぶり、この「早送り紙芝居」、聞き取るだけでも大変なのにそれが早送りのまま3時間弱も続くのだから。
俳優陣では左時枝と根岸季衣がツボ、若さ衰えない妙齢の女性役に常盤貴子はピッタリ、松重豊と村田雄浩の安定感にマル、そして大林秘蔵っことしてのほまれも高いらしいという寺島咲というこれからの伸びが楽しみな女優さんにあえたことが最大の収穫か。
芦別への愛がいっぱい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大林宜彦映画は他の映画と文法が違う。映像の切り貼りや、背景の遠近感や、モザイク的な会話の配置、そして過去と現在の時制は時に入り乱れる。この作品を見て、老いてますますその文法に磨きがかかったな、と思った。
きっと良い映画なのだろうとは思う。しかし長すぎる。わかりづらすぎる。くどすぎる。戦争のイメージ、原発のイメージ、中原中也のイメージ、をもっともっと簡潔に組み合わせるだけで、むしろその効果は引き出せたのではないか、ともったいなく思った。
過去と現在と未来、死者と生者と子供たち、すべてが地続きの世界観は心地よかったのだけれども。 -
同行二人の旅――
時代の中、記憶の中、家の中
ココロの迷子たち
記憶を振り返り、語り継ぐ
――現在過去未来がひとつところに凝縮されている映画だった
暗くなりがちな中で、明るく天真爛漫な性格の「かさね」の存在に救われる気持ちだった
きっと「未来」の象徴的存在なのだと思った
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